その後、勢いを失った同チェーンは2018年に酒屋チェーン「やまや」と、その連結子会社である居酒屋チェーン「チムニー」により買収され、リスタートを切っています。同年にこの買収を報じた「東洋経済オンライン」の記事によれば、最盛期の2000年には全国550店舗あったという「つぼ八」の店舗数は、現在は国内114店舗(公式サイトによる)と、5分の1程度まで減少。
すっかり見かけなくなった同チェーンは、今どうなっているのか……。そんな疑問を持った筆者は、気軽に味を確かめることが可能なランチが実施されている店舗を訪れ、その実力を測ることにしました。
【つぼ八】ランチタイムの「お通し」に要注意!
今回、筆者が訪れたのは「つぼ八 津田沼店」。国内では3店舗しか実施されていないランチが食べられる店舗の1つです。24時間営業の同店舗ですが、ランチタイムは11時から15時。今回は1時半ごろ訪れましたが、昼から酒を嗜んでいる人が多く見られ、客入りは良好でした。
しかし、同店舗ではこの24時間営業という部分が、ランチを食べる上では一つ大いに注意すべき点となっていることが注文時に発覚。通常、ランチ営業を行っている居酒屋は、ランチタイムにはランチメニューだけを扱っている、あるいは通常メニューを扱っていたとしても、ランチメニューを頼む人がほとんど、ということが多くなっています。
筆者もそのつもりで注文をしようとしたのですが、店員さんがお通しとともに最初のドリンクの注文を取りにくる、という居酒屋の流れがあり、困惑した筆者は促されるままにアイスコーヒー(319円、税込み/以下同)を頼んでしまいました。
「あれ、ランチタイムでもお通しはくるタイプなのかな……?」と疑問に思った筆者がメニュー表を見てみると、お通しは385円となっており、「酒類をご注文の方にお召し上がりいただきます」との表記が。