日本でママ友などのコミュニティにガンガン突っ込む人がいると、白い目で見られることも少なくありません。しかしマレーシアではそういったことはなく、むしろ多くの親御さんは、積極的すぎるくらい、現地での繋がりを取っていく傾向があるといいます。

「ママ友という響きには、ネガティブなイメージを持たれる方もいるかもしれません。でも海外生活の場合を言えば、よっぽど抵抗感がなければ、作っておくに越した事はないと思います。いざとなったら助け合える味方は、多いに越した事はないからです。みなさんこの点は共通認識があるようで、英語力の有無にかかわらず、本当に積極的に交流を取ろうと頑張る方が多いです。

私はInstagramでマレーシア移住生活を漫画にして発信していますが、そこにダイレクトメッセージで『今度ペナンに行くんですが、どの辺に住んだらいいですか?』みたいな質問をいただいたり、親御さんの積極性に驚くばかりです」

 現地では、学校や地域の情報が親同士のコミュニケーションから入ってくることが圧倒的に多いといいます。子どもの現地生活を快適にする努力として、親たちとの交流も一つの役目なのかもしれません。

◆マレーシアでの学費はお得?実は思わぬ落とし穴も

現地で子どもたちとマラソン大会に参加
現地で子どもたちとマラソン大会に参加
 海外移住を叶えるためには、避けて通れないのがお金の問題です。マレーシアはインターナショナルスクールの選択肢が多いと同時に、日本に比べて物価が安いのが特徴。それが海外教育移住の地として人気の理由でもあります。

 ねこ田さんは移住の準備期間が半年だったため、特別なお金の準備はできなかったといいますが、現地での生活費はどのようなものなのか。まずは教育費から聞きました。