こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。
近年、我が子のためにより良い教育環境を求め、家族で海外に移り住む「教育移住」に注目が集まっています。とはいえ、海外に生活拠点を移すとなると、仕事やお金の問題は無視できません。リモート勤務が増えたとはいえ、企業によっては、海外在住でのリモート勤務を許していないケースも多いとか。
こうした問題を乗り越え、2023年12月からマレーシアのペナン島で生活をしているのが、今回お話を聞いたねこ田さんです。ねこ田さんは、自身のInstagram(@necolife_penang)で移住の経緯やマレーシアでの生活のようすを漫画で紹介しています。
夫婦は、約半年の準備期間で渡航されたとのことですが、お金と仕事の問題はどう解決していったのでしょう。
◆移住のために夫婦は退職&転職!ねこ田家的キャリアの考え方
もともと、夫婦はともにゲームのデザイナーとして働いていました。ねこ田さんは出産後もフルタイム勤務を継続していたため、コロナ以前はかなり激務だったとか。そこからコロナ禍となり在宅勤務へと切り替わり、改めて自分の働き方や子どもとの接し方、時間の使い方などを見返す時期に突入しました。
その流れで海外教育移住を決めたわけですが、移住のタイミングでねこ田さんは会社を退職。旦那さんは海外からのリモート勤務の許可が下りる同業種へと転職をしたといいます。
一般的に、複数の大きな環境変化が同時に起きることは、精神的な負担もかかるため避けた方がいいといわれています。居住地と仕事の変化が同時に来ることは負担も大きそうですが、実際のところはどうなのでしょう。
「転職と移住を同時に行うことのリスクは、そこまで考えていませんでしたし、現時点での体感としても、あまり負担が増えたようには感じていません。夫はゲーム業界内の同職種での転職ですし、この業界は別の会社に移っても、基本的にやることは同じです。海外でのフルリモート勤務が2年という期限も(夫はデジタルノマドビザという最大2年まで延長可能なビザで滞在中)、夫の気持ちが続く理由かもしれません。