冬のインナーは暖かさと比例して、厚みが増すことが一般的で、暖かさを優先させるのなら、動きにくさは仕方ないものと諦めていました。

でも、このユニクロの「極暖ヒートテックカシミヤブレンド」は薄く、しかもウルトラストレッチという優れたフィット感で、素肌の上に直接フリースなどを着用したときの感覚とあまり違わない印象。しかも、暖かい!

◆首回りが詰まっているので、合わない服も

首回りの比較 上方:ユニクロ、下方:ワークマン
ただ、首回りのアキが少ないところが残念。鎖骨の上を1cm以上カバーする首回りは、インナーが見えてしまうので、洋服を選ばなくてはなりません。またぴたりと張り付くようで、少々窮屈に感じます。筆者は、首回りが詰まっているTシャツ類が苦手なので、気になりました。

でも、普段首回りの詰まりが気にならない方には、暖かさが保たれる範囲が広くとられていることになるので、ここはメリットともいえるでしょう。

薄くて、やわらかくて、あたたかい。着用する前は、1,990円という価格はちょっと高いな、と思っていましたが、納得のクオリティでした。

素材はアクリル57%, レーヨン28%, カシミヤ9%, ポリウレタン6%、サイズはXS~3XL、色はグレイ、ブラック、ピンク、ナチュラル、オリーブの5色展開です。

◆ ワークマン「シン・ホッとするインナー 裏フリース」はふんわり

ワークマン「シン・ホッとするインナー 裏フリース」
ワークマン「シン・ホッとするインナー 裏フリース」
続いて、ワークマンの新作「シン・ホッとするインナー 裏フリース長袖クルーネック」(税込990円)を試着。「シン・ホッとするインナー 」シリーズの中で最もあたたかいとされているのが、この裏フリースバージョンです。こちらは肌面をブロック状にすることで実現した、軽くてあったかいインナーです。

まず着た瞬間に感じたのは、馴染みのある着用感。生地に厚みがあり、過去に着用したことのあるユニクロの厚みのある極暖シリーズとさほど変わらない印象です。