張り切って婚活を始めたものの、お相手への条件を言ったら高望みだって叱られた…婚活業界、特にアラフォー世代には、少し勘違いした人が多いと言われています。今回は婚活における男と女の高望みのレベルや、とんでもない勘違いについてお話します。

婚活で高望みはしちゃいけない伝説あり

近年、彗星のごとく現れた「婚活」という言葉。婚活パーティーでも結婚相談所でも、まるで婚活さえしていれば、確実に条件がぴったりマッチした人と結婚できると言わんばかりの勢いです。

でも、ちょっと待ってください。婚活をしていると少しずつわかってくるのですが、理想と現実には大きな隔たりがあるのです。それこそが婚活における高望みの正体です。

自分なりのお相手の希望条件を言っているだけなのに、まったく条件に合った人が現れないとしたら、それは残念ながら高望みと言わざるを得ません。

しかも、「希望条件を言っているだけの人」は、自分が高望みしていることに気づいていません。それどころか、高望みに対して、大いなる勘違いをしていることすらあります。

ウラではまことしやかに「アラフォーのババアが高望みしてさ」「ブスなのに高望みして!」とうわさされているかもしれないのに…。

「じゃ、一体何が勘違いで高望みなの?」とお悩みの方々のために、女性と男性に分けて、どのぐらいのレベルが高望みや勘違いと言われるのか、ずばりお伝えします!

思わず「うそー!」と叫びたくなるような高望み話もあるかもしれませんよ。

婚活での高望みレベル【女】1.年収

婚活において女性が男性に求めるゆずれない条件第1位は、やはり年収だと思います。いい生活をする、子どもを産んで育てることを考えれば、婚活で相手男性の年収にこだわることは決して高望みではありません。

問題はその額です。「婚活で、この年収を相手男性に求めたら高望みだと思う金額」を調査したアンケートによると、堂々の1位が「1,000万~1,200万」、そして「600万~700万」という結果が出ています。

サラリーマンの平均年収が全年代合わせて400万前後と言われているのですから、たしかにこれらの額は高望みと言えますね。

ですが、婚活においては平然と「700万はないと生活していけないし、辛いわよね~」という勘違い高望み女性が多いのも事実なんです。

「何を根拠に高望みだと言うの?」と思われそうですが、そもそも平均以上の年収を求めている時点で、高望みだということを自覚しなくてはいけないようです。

婚活での高望みレベル【女】2.顔・ルックス

女性はあまり男性の顔やルックスを気にしていないと思われがちですが、やはり相手男性はイケメンでファッショナブルで、身長があって…と、外見要素がいいに越したことはないのです。

特に女性は、ルックスがダメだと生理的にムリ…という人も多いことでしょう。外見以外は何も問題なくとも、見た目が受け付けられずにお付き合いが続かない、ということは十分あり得ます。それが世間では高望みと言われようとも…。

たしかに結婚生活を送る上では、「いっしょに生活できること」が必要最低限の条件になります。

「婚活で初めて会った時は全然タイプじゃなかったけど、いっしょにいると慣れてきて、なんとも思わなくなった」というならいいのですが、そうでなければ、いっしょにいても辛いだけだし、結婚生活に破綻を来たすだけです。

ただ、「ハンサム・細身で長身・さわやかな雰囲気」といったように、あまりに条件がそろいすぎているのは高望みと言えるかもしれません。

生理的に受け付けないのはどうしようもないとして、顔やスタイル、雰囲気など、どれなら高望みせずに済むか考えてみる必要がありますね。

婚活での高望みレベル【女】3.諸条件がいい

「諸条件がいいのが高望み」と聞くと、「それ、どういうこと?なんでそれが高望みなの?」とピンと来ないかもしれませんね。

たとえば、「同年代(2,3歳ちがい程度)の堅実な企業に勤めているサラリーマンで、都心部で一人暮らし、年収は400万前後、飛び抜けてイケメンとは言わないけど、清潔感があって、浮気もしなさそう」というプロフィールの男性はどう思いますか?

なんとなく、「すべてが平均的だわ。ねらい目ね!」と思うのではないでしょうか?でも、たぶん高望みとは思わないですよね?

このように、それぞれの条件が可もなく不可もなくそろっている男性のことを「諸条件がいい」と言うのです。でも実は、すべてが平均的な男性を望むこと自体が高望み、ということはおわかりですか?

婚活市場においては、この「すべてが平均的な男性」こそが女性に安心感を与え、非常に人気のある物件です(笑)

「年収は1,000万以上だけど、年齢が60近く」「超ハンサムだけど、バツイチで子どもに養育費支払い中」「有名私大を出ているけど、今俳優デビューを目指すフリーター」といった、どこか抜きん出たプロフィールの男性は、あいにく婚活対象としては考え辛いのです。

しかし、どこか妥協できる落としどころを見つけることこそが、「高望みしていない」と言えるのです。