(※1)社会的処方:孤独・孤立の状態に陥っている、あるいはその可能性がある人に対して地域活動などの社会参加の機会を処方し、その人が置かれている状況の改善や、孤独・孤立に陥ることを防ぐ取り組み。英国では2016年から全国的なネットワークが構築され、すでに様々な実践が成果を上げている。
(※2)リンクワーカー:人や地域、社会資源へのつながりをつくる役割をもった人。イギリスでは社会的処方が必要だと医師が診断した場合、医師がリンクワーカーに連携し、リンクワーカーが対象者を地域や社会資源につなげている。近年では、医療者が中心となって社会的処方を行っていく流れから、リンクワーカー的に活動する市民・地域住民が主体となって社会的処方を実践する流れも生まれている。
(佐藤 ひより)