現在までオリジナルアルバム17枚(メジャーからの3枚を含む)をリリースしており、ミニアルバムやベストアルバムや映像作品などを含めると50タイトルを超す。

 日本では市場が極めて狭いヘヴィメタルが音楽性の中心でありながらも、人気と知名度を獲得し、長期のツアーや町のライブハウス、大きな会場でのワンマンライブも積極的に行ってきた。そこから付いた異名は”ライブハウスの帝王”。メンバーも多少の変動があったものの、ほぼ変わることがない強固なバンドであった。

 しかし、2018年にボーカルのKIBA氏を除いて全員が脱退。以降、KIBA氏は1人になっても活動を続けている。

 なぜ彼は1人でもバンド活動を続けられるのか。Gargoyleはどういったバンドなのか。音楽の世界をライブハウスという生々しい世界から見続けた彼に、過去を振り返りつつ、語ってもらった。