また、当初イベントには島田市の染谷絹代市長が救出対象の「要人」役で参加予定だったが、市長は一部報道番組の取材に対して「これ以上誤解を招くようなことはしたくないと思いますので、当日の私の参加は見合わせたい」と参加取りやめを発表しつつ、イベントに関しては「予定通り開催させていただきたい。開催することを認めたいと思っております」と述べた。

 この一連の騒動に対して、SNS上では「サバイバルゲームなんて平和だからこそできる遊びなのに」「戦争想起させるものがダメならクレー射撃や剣道、弓道、フェンシングなんかもダメでしょ」「ガンダムも戦争をイメージさせるからバンダイのプラモ工場は静岡から出ていかないといけない」「サバゲーに文句つけるより、本当に戦争やってるロシアとかに抗議するべき」といった中止要望への疑問の声が続出した。

 さらに、中止の要望を突っぱねた島田市の対応について「議会に相談なしとか手続きに若干問題もあったろうけど、毅然とした態度でクレームに屈しなかったのは好印象」「ちょっとクレームがくるとビビって事なかれ主義に走る人が多い中、ちゃんと信念を持っていて立派」「クマ駆除への乱暴なクレーム電話に『ガチャ切りする』と断言した秋田の知事とかもだけど、こういう対応が増えると抗議したもん勝ちみたいな風潮が変わりそう」といった称賛の声が多く寄せられている。

 旧庁舎でのサバイバルゲームの是非はともかく。さまざまな意味で結果的に島田市に大きな注目が集まっているようだ。