そんな『あらびき団』が主催する賞レース「あら-1グランプリ」で無類の強さを発揮している芸人がいる。その名はスルメという。「あら-1」では18年と22年に優勝を飾っており、今月8日に放送した『あらびき団2024新春』でも優勝。ルパン三世のコスプレで披露されるピンネタは『あらびき団』ファンにはあまりにも有名であり、それ以外にはほとんど知られていない。
そんな『あらびき団』におけるスルメのネタがどのように収録されているのか、その意外な舞台裏をMCである東野が、19日深夜放送の『東野幸治のホンモノラジオ』(ABCラジオ)で明かしている。
スルメのネタといえば段ボールで作ったお手製のルーレットに従って、出た目のネタを披露していくというもの。毎回、スタッフはスルメに「(ネタの内容は)丸投げで大丈夫ですか?」と確認するというが、本人は平然と「大丈夫です」と返すのだという。
そして、実際に放送されるネタ尺は長くても3分程度だが、スルメの収録は50分にも及ぶのだという。
「カメラマンさんも一応、固定はしてるけど、たまに40分後くらいに腹ちぎれるほど笑うんですって。(収録を)止めない状況で、ぎゅっと編集して」
1人の芸人の収録を50分かけて行うなど、ほかのネタ番組では聞いたことがない。全員にそれだけの収録時間が与えられているとは考えにくいが、これこそ『あらびき団』のコンセプトを現したエピソードだ。
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