――後半はまた雰囲気がグッと変わりますもんね。

桐谷:そうなんですよ。タイでのパートが終わって、後半で木原に強烈なことがあって、葛藤していく部分があるんですけど、気がついたら体重が5、6キロ落ちていて。

――えええ……! 精神的な部分が体に現れたんですね。

桐谷:自分のマインド的には大丈夫だったんですけどね。体調も何か変やったんですよ。ある意味、木原とシンクロしていたので「なんじゃこりゃ」と思いながらやってました。それくらいのめり込んでたのかもしれません。

◆配信ドラマには「もう一歩突き抜けられる」良さがある

桐谷健太
――今作は地上波ではなくABEMAです。ネット配信と地上波それぞれで違いを感じることがあれば教えてください。

桐谷:それぞれの良さはもちろんありますけど、配信ドラマの場合は、もう一歩突き抜けられる感じはありますよね。

 前作でも、こんなやっちゃっていいんだみたいな感じではあったので、やろうと思えばできるかも知れないけど、ある程度の規制は入るので。その分、地上波はテレビをパッとつけた人に見てもらえる良さがあります。

――これ地上波でやってるんだ。すごいなって思った記憶があります。

桐谷:やっぱり『インフォーマ』は突き抜けないとっていう思いがあって。それは“エグさ”とかそういうことじゃなくて“何か突き抜けてる”感覚。

 その“何か”っていうのは人それぞれ違うのかもしれないですけど、撮影してても「やっぱ攻めてるよね」「行くよね。そこまで」みたいな感じが『インフォーマ』の痛快さや良さだと思います。もちろん安全性とかはしっかりしてますけどね。

◆衣・食・住・情社会での情報との向き合い方

桐谷健太
――あらゆる情報に通ずるカリスマ的情報屋“インフォーマ”を演じる桐谷さんですが、普段はどのように情報と向き合っていますか?

桐谷:僕、本当にSNSを一切やったことないんですよ。ネットニュースとかも基本的に見ない。