Xは、NHKの放送センターの男性トイレの中で、3、4カ月の間に計5回被害を受けていたと証言していたが、トイレの位置や間取りを説明できなかったり、放送センターへの出入する手続きも記憶していなかったりと、不審な点が多々あったというのだ。
そこで「SMILE-UP.」は今年4月に補償を行わないことをXに通知したが、Xのほうも徹底抗戦する構えを崩さなかったという。
そこで「SMILE-UP.」側は10月11日付で、補償債務が存在しないことを確認する訴訟を提起したというのである。
X側も争う姿勢を見せているようだが、「SMILE-UP.」側が許せないとしたのは、Xの証言を大々的に取り上げたNHKの報道姿勢で、
「これまでジャニーズと蜜月関係にあったNHKが、自らへの批判をかわすため、あえてNHK局内での被害を訴えるX氏の証言を裏付けのないまま強調して報じた、とスマイルアップ側は受け取っている。裁判ではNHKの報道姿勢についても言及するはずです」(メディア関係者)
「SMILE-UP.」に対して恭順の意を表すためにNHKは会長自ら、「SMILE-UP.」側の被害者救済を是とし、紅白を含めた番組へ旧ジャニーズのタレントたちの起用することを公表したのではないのか。
あまりにも節操のないNHK上層部のやり方に、現場は怒りの声を上げた。その一つが今回のNスペ報道だったのではないか。
私はそう思えてならないのだ。
ところで、小山田圭吾(55)といっても、ピンとくる人はそう多くないのではないか。
しかし、Yahoo!ニュース(2021/7/18(日) 18:10)の以下の内容を読めば、大方の人が思い当たるに違いない。
「東京オリンピック・パラリンピック開会式の作曲担当として7月14日に発表された小山田圭吾さんが、過去に雑誌で障害者へのいじめを自慢していたとして炎上。16日に謝罪文を発表しましたが、炎上は収まっていません。
小山田圭吾さんは、ソロユニット『Cornelius(コーネリアス)』として活動するミュージシャンです。NHKのEテレ『デザインあ』の音楽も担当されていることで有名です。
きたる7月23日の開会式の盛り上げを期待してか、7月14日に制作メンバーのひとりだと発表され注目されましたが、その結果、過去の”行為”が騒がれることになりました。
問題となっているのは、1994年に発行された『ロッキング・オン・ジャパン(1994年1月号)』と、翌年の『クイック・ジャパン(95年vol.3)』に掲載されたインタビュー記事です。
記事では小学生から高校生にかけての学生時代に『障害者をいじめていた』と告白」