これを読みながら、25歳といえばまだ女優としてもまだまだ未熟で、様々なジャンルの人たちから教えてもらい、それを糧に芸の道に精進する年齢であろう。
こうした理不尽な振舞いを彼女が本当にしているのであれば、それは事務所の社長以下スタッフたちなど、周囲に彼女を叱責する大人がいないことが彼女を増長させているに違いない。
たかが25歳の新人女優に毛が生えた程度の娘に振り回される連中もだらしないとは思うが。
さて、今週の第1位は、オリンパスという名の知られた企業の社長が「コカイン漬け」だったと報じた文春に捧げたい。
事件そのものは他のメディアでも報じられていたが、シュテファン・カウフマン社長にコカインなどを売っていた“売人”から、5時間にわたり取引の実態を聞き出した文春の取材力には敬服する。
企業のトップが薬チューだった。そんなことが長い間わからないことがあるのだろうかと思うが、事実らしい。
オリンパスといえば、2011年(平成23年)7月に巨額の損失を「飛ばし」という手法で、損益を10年以上にわたって隠し続けた末に負債を粉飾決算で処理した事件が起きている。雑誌『FACTA』のスクープでイギリス人社長の早期解任を契機に発覚した。
不祥事の多い会社のようだが、その事件の後始末を竹内康雄会長と共に奔走してきたのが、今回の薬物事件で辞任したカウフマン社長だったというのだから、この会社はどこか間違っているところがあるような気がする。
始まりは、9月24日にオリンパスの本社と竹内会長に、シュテファン・カウフマン社長兼CEOの薬物使用に関する情報が届いたところからである。
カウフマン社長は21年前の2003年にヨーロッパにあるオリンパスのグループ会社に入社し、本社で経営戦略の統括役員などに就いた後、去年4月から社長兼CEOを務めていた。
事態を重く見た竹内会長は警視庁に相談し、社内調査を進める判断をした。