◆コツ②「旨味」と「甘味」を活用してマスキングする

野菜がたっぷり入った餃子の具。味付けの工夫でおいしく食べることができます
野菜がたっぷり入った餃子の具。味付けの工夫でおいしく食べることができます
 続いては、味付けの工夫です。

 子どもが薬を飲むときに甘いドリンクで飲むことを思い出してください。実は甘味や旨味には苦味や渋みのマスキング効果があり、この原理を料理にも活用することができます。具体的には甘味や旨味を持つ調味料を積極的に取り入れていくという方法。

 ここではわかりやすいように、子どもの人気メニュー「餃子」に野菜を入れるケースで考えてみましょう。具材を混ぜる際に加える調味料としてオススメなのが、オイスターソース、粉チーズ、ケチャップ、はちみつです。

 焼き上がった餃子を食べてみると、こんなにも野菜が入っているとは思えない風味に仕上がります。分量はいずれも“適量”がよく、小さじ1大さじ1程度から加えてみると良いでしょう。

 味のバランスがわからなくならないよう、醤油の代わりにオイスターソース、ソースの代わりにケチャップと代替してみるのも効果的。我が家では、小松菜とラディッシュを入れた野菜ギョウザが大人気になっています。

小松菜とラディッシュがたっぷり入った餃子
小松菜とラディッシュがたっぷり入った餃子。オイスターソースとケチャップを加えることで「野菜入ってるの? 全然わからないな!」と言ってもらえます