「プロフィール欄には、シングルマザーでWebデザインを勉強中だということを記載しマメに投稿していたのですが、ある日、Webマーケターの方からDMが届きました」

 初めてビジネスアカウントにDMが来たことが嬉しかったという真矢さんは、ビジネス関連のDMが来たことに、当時少し認めてもらえた感覚になったんだそう。

「一緒に活動できるWebマーケターの育成に力を入れているという方から、フリーランスとして働きたい方を3名募集しているといった内容のDMが送られてきたのですが、一人で頑張るには限界があるのではないかと感じているタイミングだったここともあり、話だけでも聞いてみたいと思い、返信したのが事の始まりでした」

 当時の真矢さんは、何とかして子どもとの時間を増やそうと在宅ワークで生計を立てられる手段を探していたのです。そんなときに舞い込んだメッセージにワクワクした気持ちになったといいます。

◆実際に話を聞いてみることに!面談での内容は?

パソコンをしている女性
「私がDMを返すとすぐに相手の方から返信があり、ぜひオンラインでお話をしてみたいと言っていただきました。私はすぐに面談の予定を組み、面談をしました。Webマーケターの方は愛想の良い40代の女性の方で、『実は私もシングルマザーなんです。外での激務でなかなか子どもとの時間を作れなかった過去があったからこそ、あなたの夢を一緒に叶えたい。一緒にWebマーケターになって頑張りませんか?』と私の気持ちに寄り添った話し方で、日常生活の苦悩や葛藤についても深く共感をしてくれるような方だったんです」

 相手の女性が好印象だったことから、真矢さんは「信じて頑張ってみたい」と感じたといいます。

「最初はWebデザインを勉強したいと考えていましたが、ライターやマーケティングなど幅広く勉強することで一気に可能性が広がると熱弁され、娘のためなら頑張ってみたいと気持ちが前向きになっていきました。一通り説明を受けたのちに、女性の方から『お金のほうが掛かってしまうんですけど、大丈夫そうですか?』と切り出され、私が『おいくらですか?』と尋ねると、『明確な金額は私からはお伝えできないんです』と濁されました。