【グラデーションカラーのやり方】ヘアカラーのみ
最後にご紹介させていただくグラデーションカラーのやり方は、ヘアカラーのみで作るグラデーションカラーのやり方です。 このやり方はヘアカラー剤しか使わないので、ブリーチによるダメージを防ぐことができます。 ブリーチよりもヘアカラー剤を使うやり方の方が、ダメージは少なくすることができるんです。
ただし、髪の毛が傷まないわけではないのでダメージは多少受けてしまいます。 また、ブリーチをする場合は脱色のスピードが速いのですが、ヘアカラー剤のみでグラデーションカラーをした場合は、しっかりと染まり脱色のスピードも比較的遅めです。 なので、グラデーションカラーを長持ちさせたい人にはこのやり方がおすすめです。 また、ヘアカラーの組み合わせ次第でいろいろなグラデーションカラーを楽しむことができますので、いろいろなグラデーションカラーをしてみたい人にはこのやり方がおすすめです。
グラデーションカラーに必要なもの
まずはグラデーションカラーに必要なものをご紹介します。
【グラデーションカラーのやり方】必要なもの①ブリーチ剤
ブリーチ剤を使ってグラデーションカラーをする場合には、ブリーチ剤を用意してください。 ブリーチ剤はいろいろなメーカーから販売されていて、入っている成分はもちろんグラデーションカラーの仕上がりのヘアスタイルにも影響してくるので、手順ややり方などを確認してから購入するようにしましょう。 また、ブリーチ剤は髪に塗った途端髪の色が抜け始めます。 なので、手早く塗らないとムラになってしまったり、色を抜きすぎた部分ができてしまいます。
ブリーチ剤を使用する場合は、ブリーチの放置時間などで色の抜け具合を調節します。 あまりにも洗い流すのが早すぎると色が抜けていませんし、逆に洗い流すのが遅くても髪のダメージがひどくなったり、次に入れるヘアカラーがうまく髪に入らなかったりします。
【グラデーションカラーのやり方】必要なもの②サランラップ
このサランラップは、ブリーチ剤を塗っている時に使います。 ブリーチ剤を塗ってから、サランラップを髪に巻くことでブリーチ剤を髪に浸透させる効果があります。 手順としてはブリーチ剤を塗ってからサランラップを巻くだけなので、とても簡単です。 また、そのほかにもサランラップでなくてもアルミホイルを使ったやり方があるので、どちらか１つを用意しましょう。
【グラデーションカラーのやり方】必要なもの③ヘアゴム
このヘアゴムはグラデーションカラーをするのに、欠かせないものです。 ヘアゴムは、グラデーションカラーの境目となる部分に使います。 このヘアゴムで境目を決めてからブリーチをしたり、ヘアカラーをすることで自分の決めた境目を見失うことがありません。
また、ヘアゴムは太いものでなく輪ゴムのような細さのヘアゴムや美容師さんが使うようなヘアゴムを使うといいでしょう。 細めのヘアゴムは、薬局や100均ショップでも手に入れることができます。
【グラデーションカラーのやり方】必要なもの④コーム
コームはグラデーションカラーだけでなく、ヘアカラーをするときに必要となってきます。 また、コームのお尻の部分が尖っているものを選ぶと、髪をブロッキングしたり分け取る時にやりやすいのでおすすめです。
コームにはいろいろな素材のものがあるので、自分に合ったものを選んでみてください。 コームのお尻部分が尖っているコームなら、分けたい部分で髪を分けることが出きるので 理想のグラデーションカラーに近づくことができます。
【グラデーションカラー】やり方
必要なものが揃ったら、次はやり方をご説明します。
【グラデーションカラー】やり方①下準備
グラデーションカラーのヘアスタイルを作るための一番初めの手順で、下準備をします。 この下準備をきちんとしておかないと、あとあと困ってしまいますので注意してください。 まず、グラデーションカラーで染めたい境目の部分を決めます。 そして、その境目の部分を用意していたヘアゴムでくくります。
この時に使うヘアゴムは美容師さんが使っているような、細めのものが良いでしょう。 細めのゴムを使うことで境目の綺麗なぼかし方をすることができます。 また、頭皮に近い部分からグラデーションカラーをする場合には特に、美容師さんが使っているようなゴムをおすすめします。
【グラデーションカラー】やり方②ぼかし方
次にご紹介させていただくのは、境目のぼかし方についてです。 セルフでグラデーションカラーをした時によくやりがちなのが、境目がクッキリになってしまう失敗です。 なので、きちんとしたぼかし方をご紹介したいと思います。
境目のぼかし方として、まずゴムで境目を決める前にヘアスタイル全体を４等分します。 サイドの部分と後ろを２つに分けた部分の4つです。 このようにブロッキングしたら、１つのブロックを取りコームのお尻の部分でまた髪を横に細かく分けていきます。 この時、細かく分ければ分けるほど境目の分かりにくいぼかし方をすることができます。
髪にブリーチ剤を塗っていくのですが、手順としては毛先をブリーチしてから真ん中をブリーチします。 こうすることで、毛先の方が放置時間が長くなりグラデーションカラーの境目をぼかすことができます。 しかし、このぼかし方は美容師の人でも時間に追われてしまう作業なので、セルフでやる場合は避けた方が良いかもしれないぼかし方です。
【グラデーションカラー】やり方③放置
根元からブリーチする場合も、毛先のみブリーチする場合もなるべくムラができないようにしましょう。 ブリーチ剤はすぐに髪の毛の色が抜けてしまうので、なるべく早めに塗っていきムラができないようにします。
できれば、塗布するブリーチ剤の量を均一にするとムラができにくいです。 そして、ブリーチ剤が塗れたら用意していたサランラップを髪に巻いて、ブリーチ剤を浸透させます。 また、美容師さんはアルミホイルに髪をのせてから、ブリーチ剤を塗っていきます。 こうすることで仕上がりが綺麗になりますし、ぼかし方を簡単にすることができます。 ただし、時間がかかってしまわないようにだけ気をつけてください。
【グラデーションカラー】やり方④流す
最後の手順で、規定の時間を過ぎたら一度ブリーチ剤を流してください。 でないと髪が溶けてしまうことがあります。 もしも1回のブリーチでイメージ通りに髪の色が抜けなかった場合は、イメージ通りになるまでブリーチの回数を増やしてください。
ここで注意してほしいのが、決して時間を長くするのではなく回数を増やすことです。 また、洗い流す段階でブリーチ剤が髪に残っているとヘアカラーがうまく入らない場合があるのでしっかりと洗い流してください。
【グラデーションカラー】やり方⑤ヘアカラー
ブリーチの手順は分かっていただけましたでしょうか。 ブリーチを終えたら、ヘアカラーを塗っていきます。 ブリーチなしのグラデーションカラーをする人は、このヘアカラーの手順のみになります。
ブリーチなしでグラデーションカラーのヘアスタイルを作る場合は、2色以上のヘアカラーを用意しておくと、綺麗なブリーチなしのヘアスタイルを作ることができます。 ブリーチなしのヘアスタイルを作る場合は、2回に分けて塗っていきます。 初めに、濃い色のヘアカラーを塗布してから放置して洗い流すまでの手順を終えます。 そこから明るい色のヘアカラーを塗ってから少し長めに放置することで、ブリーチなしのナチュラルなグラデーションカラーを作ることができます。
