音喜多氏は敗北したが、河野氏は圧勝。中川氏は「とはいっても、(ネットの活用は)候補者を委縮させる効果はあるでしょう」という。
「かつて有田芳生氏の演説の際は『マンセー隊』が登場。在日コリアンを装い、ひたすら『マンセー!』とホメ殺しをしました。今後、ネットを活用し、妨害工作を呼びかける流れが強まれば、より警備が強化される結果に繋がりかねません。挙句の果てには逮捕者を出すなど、行き過ぎたネット活用は慎むべきとの見方もあります、とはいえ、やはり当落線上の候補者は重要視すべきです。
たとえば2013年の参議院選挙だが、宮城選挙区でみんなの党から出馬した和田政宗候補(現・自民党)が、自民党の候補に勝つのは無理だと判断し、岡崎トミ子候補に入れるぐらいだったら私に入れてください、とネガキャンをしました。それの効果もあったか、僅差で同氏は2位当選を果たし、岡崎氏は落選した。ネットは全体の趨勢を変えることは難しいながらも、僅差を跳ね返す力はあるといえますよね。やらないよりもやった方がいい」
公認、推薦、派閥…そういった古いルールで当落が決まる時代は、いよいよ終わりに近づいているのかもしれない。