冬にはライトアップされたかまくらが美しい「平家の里」や、中禅寺湖の美しい景色を見られる「英国大使館別荘記念公園」、並び地蔵が有名な「憾満ヶ淵」など、知る人ぞ知る日光の穴場観光スポットをご紹介します。
1.イタリア大使館別荘記念公園
昭和3年(1928年)にイタリア大使館の夏季別荘として建てられたもので、平成9年(1997年)まで使われていました。その後、栃木県が取得し修復などを行い、現在は一般公開されています。
国の登録有形文化財にも指定されている建物内からは、歴代大統領が絶賛した中禅寺湖の絶景を眺めることができます。また建物の前にはなんとも絵になる桟橋があり、男体山がそびえ立つ景色を見ることができます。
2.平家の里
平家の里は、平家落人の生活様式を後世に残すため、村内の茅葺き屋根の民家を移築し再現した民族村です。平家が源平の戦に敗れてからちょうど800年目の昭和60年に建てられました。広い敷地内に9棟の茅葺き屋根の民家が点在しており、「よろず贖どころ」では地元の特産品の販売や、甘味をいただくことができます。
また里の一番奥にあるのが、パワースポットとしても知られる赤間神宮。8歳の若さで壇ノ浦の戦いに挑み命を落とした、安徳天皇を偲ぶために建てられた下関赤間神宮の分祠です。
そして雪深い極寒の冬にはミニかまくらが設置され、秘境感も抜群。日が暮れるとミニかまくらに火が灯り、雪に佇む平家の里全体が幻想的な光に包まれます。このライトアップは、日本夜景遺産にも認定されています。
3.瀧尾神社
瀧尾神社は弘法大師が820年に創建したと伝えられ、現在の建物は1645年に改築したものです。境内には「運試しの鳥居」のほか、「縁結びの笹」、「酒の泉」、「子種石」などいくつかの見どころがあります。
特に瀧尾神社の参道の奥にある、ちょっと変わった造りをした「運試しの鳥居」と呼ばれる石の鳥居が有名です。この鳥居の上部真ん中にある穴に小石を3つ投げて、ひとつでも石を通すことができれば願い事が叶うと伝えられています。時間があれば、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?