◆ちょっと変わった呼吸法
本書がおすすめする腹筋運動「ズルい腹筋」のポイントは呼吸法。「T・F・M(体幹風船メソッド)呼吸」は、「息を吸いながらお腹(風船)をへこませ、息を吐きながらお腹(風船)をふくらませる」という、一般的な腹式呼吸とは逆のやり方です。
私もやってみましたが、正直戸惑いました。しかし何回か練習するうちにコツがつかめてきます。焦らず、じっくりと深い呼吸を繰り返すことで、体もあたたまってきますよ。
◆「ズルい腹筋」のやり方
「T・F・M(体幹風船メソッド)呼吸」をマスターしたら、さっそく「ズルい腹筋」にチャレンジしましょう。用意するのはイスのみ。「座った時に股関節とひざの角度が90度になる高さがベスト」と本書。両足をそろえて座って背筋を伸ばしたら、準備完了です。
☆基本のズルい腹筋
(1→2を計6回、行います)
1. 鼻から息を吸ってお腹を思い切りへこませながら、両腕を上に伸ばし、頭の上で手のひらを合わせます。お腹は目いっぱいへこませましょう。
※背中から腰にかけて力が入っている感覚があればOK!
※両腕で頭を強く挟みます
※腕は耳より少し後ろに
2. 頬とお腹をふくらませて口から息を5秒吐きながら、上げた両手を胸の前までゆっくり下ろします。お腹は目いっぱいふくらませましょう。
※胸から両脇にかけて力が入っている感覚があればOK!
※手のひらを合わせるのがむずかしい人は、手を組んでもOK
※頬を思いっきり、ふくらませながら息を吐きます
※ひじは90度に!腕は床と平行に。ひじが下がらないように注意しましょう
※両手のひらをできるだけ全力で強く押し合います
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