「めでたいなぁと思って。リアルに僕も数えたんですよ、全国ネット何本でたか。そしたら、11本。11本中10本がバスケです。あまりにも川島と差がデカすぎて」

 これにメインMCのメッセンジャー・あいはらが「バスケの仕事に呼ばれてるんやから目論見通りやんか」「有吉(弘行)の元相方よりマシやんか」とフォローするものの、やはりその差は歴然となった。

 麒麟ほど、波乱万丈なコンビ人生を歩んでいる漫才師も珍しい。

 結成からわずか2年で迎えた『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の第1回で、MCの島田紳助いわく「吉本関係者も存在を知りませんでした」と評されるほど、まったくのノーマークながら決勝に進出。順位は5位ながら、その紳助は「今のはいってたと思うねんけどなぁ」と悔しそうに首を傾げ、審査員の松本人志も「僕は今まででいちばんよかったですね」と高評価を与えるなど、存在感を示す結果となった。