日本に来て印象に残る思い出は何かありますか。

MIKOLAS:もちろんあるよ!覚えているのは日本に向かってのフライトを終えた時のこと。ヨーロッパを嵐が襲った影響もあって、日本に着くまでに38時間もかかったし、僕は荷物も失くしちゃったんだ。結果、日本の方との初めての交流は、紛失した荷物の届出になった(苦笑)

その時まず空港で、荷物が流れてくるはずのベルトコンベアを見ていたんだけど、荷物を扱う女性スタッフが、荷物にダメージを与えないように気をつけながら丁寧に流していることに気づいたんだ。そんな光景初めてだったよ。「僕が知っている人々とは違うぞ」って感じた。

そして僕が佇んでいると、女性が「もしかしてお荷物を失くされましたか」と声をかけてくれた。「申し訳ございません、私がサポートさせていただきます」って、彼女の過失じゃないのにそう言ってくれたんだ。びっくりしたよ。信じられなかった。これまで世界のどこでも、こんなにすばらしい対応は経験したことがない。ディテールまでプロ意識が行き渡っているんだ。これが初の日本人との交流だったから、強く印象に残っているよ。

その後、荷物は無事にスタジオ作業の最後の日に届けてもらえた。SKY-HIへのお土産も入っていたから助かったよ。

見つかって何よりです。SKY-HIさんには何を贈ったのですか。

MIKOLAS:SKY-HIはチョコレートが好きだって聞いてたから、ファンシーなチョコレートをいくつかあげたよ。あと、彼はラッパーだよね。僕の地元ではラッパーにはお酒を贈る傾向にあるから、おしゃれなボトルのお酒もあげたんだ。喜んでくれたよ。

3日前から日本にいらっしゃっていますね。今日までに何か記憶に残る食事や場所はありましたか。

MIKOLAS:日本での食事にガッカリしたことは一度もないね!お気に入りは鉄板焼きかな。でも一番のお気に入りは、うどん!あと、寿司は日本のものと外国に広まっているものとは全然違うんだって知ったよ。僕がこれまで食べていたのは本来の寿司じゃなかったんだね(笑)

それから、日本ではみんな「ハイボール」を飲むんだね。ウイスキーをソーダで割るなんて初めて見たんだ。日本で食べるものはなんでも、野菜だって別格だよ。ひとつひとつをすごく丁寧に扱っているからだろうね。ミシュランで星を獲得しているお店が日本に多いのにも納得したよ。

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前回のインタビューで、コロナ禍にリリースした「Lalalalalalalalalala」が突然日本でバズり出したのはMIKOLASさんにとっても予想外の出来事だったと語っていましたが、ついに日本に来てくださりましたね!28日にはファンミーティングも企画しているというSNS投稿を見ました。日本ファンとの対面を控えて、今のご心境はいかがですか。

MIKOLAS:空港に来てくれたファンもいたし、日本のみんながとても温かく歓迎してくれていて嬉しいよ。もっとひとりひとりとお話できたらな、と思ってる。ミーティングについても、想定以上にたくさんの希望者が連絡してくれているんだ!なるべく多くのファンに会いたいから、少し人数を増やせるかどうか調整中だよ。