10月28日、東京国際映画祭のオープニングイベントが東京・日比谷ミッドタウンで開催されました。その中でひときわ目を惹いたのが綾瀬はるか(39)の黒のロングドレス姿でした。
「胸元あらわに」「大胆肌見せ」「衝撃」などとネットニュースで煽られていましたが、海外基準から見たら、控えめで上品そのもの。米国アカデミー賞やカンヌ国際映画祭では、女優やモデルたちがユニークなドレスでセクシー競争を繰り広げ、ほとんど裸のようなドレスも珍しくありません。
綾瀬はるかの着こなしと共に、海外セレブのドレス事情を、スタイリストの大日方理子さんに聞きました。
◆綾瀬はるかのドレスはディオール
「綾瀬さんが着ていたのは、今年6月にマリア・グラツィア・キウリが発表したディオール2025年クルーズコレクションのドレス。光を吸い込むようなブラックのベルベット素材が、綾瀬さんの美肌を際立たせていました。
華奢な肩紐や深く開いた胸元、美しくシェイプされたウエストは、ミニマムで艶っぽい印象ですが、腰回りはふんわりとボリュームがあり可愛らしさもあります。髪はポニーテールにまとめ、赤のリップをポイントに。クラシカルで上品、華やかな映画祭に花を添えるような装いだったと思います。
9月に真田広之さんの受賞でも話題となったエミー賞で、女優のエリザベス・テビッキさんが同じドレスを着用していました。身長190cmと長身の方です」(大日方さん)
東京国際映画祭のレッドカーペットでは他に、米倉涼子はベアのブラックドレス、水原希子や菊地凛子は袖やスカート部分が透けたドレスを着ていましたが、全体に日本人女優の装いは控えめでした。
◆欧米の映画祭では、あっと驚くドレスが続々
欧米の映画祭や関連イベントに目を転じると、露出度の高さだけでなく、あっと驚くデザインやカラーのドレスが次々登場します。