2022年に発表したデビュー作『ビューティフルからビューティフルへ』(河出書房新社)で、安堂ホセ著『ジャクソンひとり』と第59回文藝賞をW受賞し、一気に文壇の寵児となった作家、日比野コレコ。
一方で、当時18歳という年齢の若さ、そしてインパクトの強い独特の文体に注目が集まるあまり、彼女の“本質”の部分はまだあまり触れられてこなかったようにも感じる。『文藝』2023年秋季号(同)でデビュー2作目の小説『モモ100%』を発表したばかりの今、あらためて知りたいのは「日比野コレコは一体、どんなことを考えているのか?」ということだ。
日比野コレコ(ひびの・これこ)
作家。2003年生まれ、大阪府在住の大学1年生。22年に『ビューティフルからビューティフルへ』で第59回文藝賞を受賞。
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