しかし、ファンからは「今まではできなかった役柄にも挑戦できるチャンス」「役の幅を広げるのは大賛成」といった期待の声も。これまでは「育ちのいい好青年」というイメージが俳優業での役柄にも強く影響していたが、助演もできるとなれば悪役などで意外なハマリ役が生まれる可能性が広がる。
また、業界内では「もし嵐を育てた藤島ジュリー景子氏(現SMILE-UP.代表取締役)の影響力が健在だったら、助演としてのドラマ出演を許さなかっただろう」との見方がある。櫻井が助演としてドラマに出演できるのは、旧ジャニーズ上層部と「切れている」という証拠だと見る向きがあるようだ。
先日、嵐はメンバー5人で新会社「株式会社嵐」を設立したことを発表し、それを報告する5人連名の文書の中で「これまで以上に主体性をもち、これまで以上に主体的に判断をし、これまで以上に主体的に行動したい」と記していた。
「主体性」「主体的」という言葉を強調したのは、旧ジャニーズの崩壊を経て、完全に“親離れ”したことをアピールしたとも考えられる。「助演解禁」となった櫻井が俳優としてどのように成長していくのかも含め、今後の嵐にさまざまな意味で注目が集まりそうだ。