その昔、「トイレはCM中に」と言って干されたタレントがいたが、現在の状況なら「いつでもトイレにどうぞ」と言うのが正解かもしれない。TBSが、企業を取り上げるバラエティ番組をゴールデンタイムで連発。安易な手法に頼る姿勢が顕著になっている。

「代表的な番組は、『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』と『坂上&指原のつぶれない店』です。どちらも番組名は違えどやり口は同じ。コーナーが2~3個あれば、少なくとも1つは大型チェーン店が紛れ込んでいて、徹底調査という名の下で売れ筋商品を紹介したり、オトクなサービスを紹介したりと、延々と企業の宣伝を見させられることになります。『ジョブチューン』は新メニュー開発に立ち会う特集も得意技。コンビニやファミレスの新メニュー採用会議を番組で行い、放送翌日には視聴者がお店に走るという寸法です」(民放バラエティ番組制作関係者)