大雑把の長所を生かして短所をカバーする対処法は
セルフチェックの結果、「もしかしてやっぱり私は大雑把な性格かもしれない」という自己判断になった人も、決して投げやりになったり、自己卑下する必要はありません。
人間にはみな適材適所というべき向いている仕事や役割があるもの。「大雑把な性格」の長所をより生かし短所をそれによってカバーする、あるいは短所を長所に変える努力をする、さらに短所によるデメリットを軽減し、長所によるメリットを最大にするといった対処法をご紹介します。
【大雑把な性格の対処法①】人の失敗をいつまでも非難しない
大雑把な性格の人に限らず、最近は自己評価が高いがゆえに自分のミスは棚に上げ、人のミスはいつまでもネチネチ根に持つタイプの人が増える傾向にあります。
それが仕事の場であろうと家庭であろうと、あるいは友達同士の付き合いやカレカノジョの関係の中であろうとも明らかに「自分のミス」であるものをいつまでもこれ見よがしに非難されて楽しい、うれしい人はいません。
そこで大雑把な性格のポジティブ長所である「アバウトさ」を生かして、そうした周囲の過去のミスなどをいつまでも言い募ったりせず、またそうした言動をする人がいればやんわり「もういいじゃないの、過ぎたことなんだしね」とかばってあげられる「度量の大きい人」としてのふるまいを心がけましょう。
こうした周囲への気遣いはそれだけで長所の1つになりますが、また一方でこちらが「大雑把」の短所である「つめの甘さ」がゆえにミスをしてしまったときでも「前にかばってもらったからなぁ」とこちらへの寛容さを引き出すきっかけにもなります。
また、大雑把な性格の類語として意味づけられやすい「ルーズな人」や「だらしない人」といった短所の面についても、「人に対して優しいところがあるから(そういう短所があっても)許せるよね」と長所に転じることも可能になります。
【大雑把な性格の対処法②】自分にできない点は素直に人に頼る
大雑把な性格の人の短所の1つに「つめが甘い」「物事全体をきちんと見通す力がない」「優先順位がつけられない」といったことが挙げられます。
こうした大雑把な性格の人の短所を軽減する対処法としては、まず自分が「なにを不得意分野とし、何が向いているのか」をきちんと把握する事が必要です。
大雑把な性格の人の「アバウトさ」は細かな作業には全く向いていませんが、多少の困難や障害が出てきてもへこたれにくい、気にしないという打たれ強さが特徴で、キツイ物言いの人との交渉などに向いているという長所があります。
さらに、ある意味KYであるという大雑把な性格な人の短所は、裏返せば、神経質な人との交渉や緊張を強いられる場面の多い仕事などでの緩衝材に向いているという長所にも通じます。
そうした大雑把な性格の人に向いている場などがある場合は、そうした長所な部分を全面的に生かし、同時に「細かな点まで行き届いたことができにくい」といった短所は周囲に任せるといった大雑把な人本人の割り切りや周囲のそうした役割分担への理解が不可欠です。
大雑把な性格、を愛されポイントに変換しよう
「大雑把な性格の人」、たとえ自分がそうじゃなくても周囲にそういう大雑把な人がいる場合は、「なぜそうなるのか」を押さえておくだけでもちょっとした対処法となります。
さらにそうした大雑把な人がより身近な家族や恋人、友達などにいる場合は、その人に向いている仕事やポジション、役割などを割り振ってあげるだけで、自分を含めた周囲にいい影響を及ぼすことも。
大雑把な性格の短所を軽減し、長所を生かして「愛されポイント」に変え、毎日をよりハッピーにしていきたいですね。