【アナタの周囲にもいる大雑把な人④】ドタキャンが平気
「大雑把」と類語になりがちなのは「ルーズ」や「だらしなさ」ですが、それ以外には「相手の立場に立てないKYな人」というのも当てはまる点の多いところです。
なぜなら、大雑把と言われる性格の人にはまず計画性のない人が多く、仕事でもプライベートでも場当たり的にしか物事に対処できません。自転車操業のようにそれで何とか回っているうちはいいですが、いずれそうしたことには破綻が来るもの。
そうなったときに迷惑をかける周囲への思いやりや気遣いがあればまだマシですが、えてしてそうした大雑把な性格の人はしれっと悪びれもしない態度しかとりません。
これは大雑把であるがゆえに周囲の人への観察力もなく、したがって自分がどれだけの迷惑をかけたかといったことをまったく忖度できない性格のせい。こうした特徴の大雑把な人は、自分の失敗から学ぶということがほぼ期待できず、それに従った成長もまず見受けられない傾向にあるので、可能であるならばいっそ疎遠になった方がこちらの精神安定を考えても向いていると言えます。
【アナタの周囲にもいる大雑把な人⑤】アナタのモノは私のモノ
大雑把な人が他人の気持ちに忖度できない、というのは前項で述べたとおりですが、それが高じるとさらに周囲を困惑させる「借りたものを返さない」といったトラブルにもしばしば発展しがちです。
これが大雑把な性格の人が「他人の気持ちを尊重できない」がゆえに「自分から見れば単なるモノ」であっても他人からすれば「恋人にもらった大切な記念の品」であったり「ようやく手に入った限定品」である、ということを考慮できないため、勝手に持ち出して無断借用したり、渋る相手から無理やり借り出して使い倒す、といったことをしれっとやってのけられる理由であり元凶です。
こうした大雑把、つまり言い換え類語で言えば「他人の気持ちを考慮できず平気で踏みにじる人」に近い意味合いの性格の人が仕事の場に同僚や上司、あるいは部下といった形で居合わせるとこちらの受けるストレスは並々ならぬものになってしまいます。
もしかして私も大雑把?セルフチェックして対処法を考えよう
ここまでは周囲の「大雑把な性格の人」についてのその特徴や意味、対処法を考えてきましたが、実は自分自身が「大雑把な性格な人」であったら?と疑問に思い始めたと言う人もいるのでは?
そこでここからはセルフチェックも兼ねて「大雑把な性格の人」とされる人が周囲からどんな「大雑把」を言い換えた類語で表現されやすいか、さらにどういった特徴があるかをご紹介していきます。
【もしかして大雑把?自己診断①】「大らかだよね」と言われる
大雑把な性格、と周囲から目されている人がしばしばその性格を言い換えて指摘されるときに使われる類語表現に「大らか」があります。
「○○って、大らかだよね」と言われて、今までその意味をホメ言葉だと受け取っていた人は、その言われたときのシチュエーションを一度じっくり思い返してみてください。
それがあなたの「周囲へのリアクション」、例えば本来同僚の仕事である残業を手伝ってあげる、あるいは肩代わりしてあげる、といった行為に対しての「大らかだよね」は文字通りホメ言葉に受け取ってかまいません。
しかし、それが「周囲からあなたのアクションへの一言」だった場合は、その意味合いには往々にして「皮肉」「非難」が込められているという特徴があります。
つまりこの場合の「大らかだよね」は「どうしてアナタってそんなにいい加減なワケ?」と意味合いとしてはほぼ類語。暗黙のうちの非難です。