そもそも日本は、夫婦になったら恋愛卒業みたいな側面がありますよね。「いつまでもイチャイチャするのは恥ずかしい」的なノリといいますか。

BAR BOSSA
筆者・おおしまりえ
林:日本の夫婦って、「僕たちは仲がいい」っていうのを表明しない文化がありますよね。これって、僕はあまり良くないことだと思っています。本当は結婚しても仲が良い夫婦って、日本に沢山いるはずなのに、大体の人が「私たち夫婦は上手くいっていません」て表明しがちです。なんだかすごく寂しいですよ。

おおしま:Twitterとかでは、夫婦のノロケより愚痴が圧倒的に多いですからね。ノロケることで周りを白けさせたり、自慢に聞こえたりしてしまう可能性があるから、あえて夫婦生活のネガティブな話だけ発信するって人は結構いると思います。

◆結婚生活は、もっとポジティブな情報で溢れていい

林:僕は妻とすごく仲が良いので、積極的に良い部分を言っています。みんながそうやって言うようにしたら、結婚っていいかもって思う人も増えるかもしれないですからね。あと、お父さんとお母さんが幸せそうにいつも仲良くしていると、子どもにも結婚や夫婦のイメージがポジティブに伝わりますよね。

だから結婚や夫婦生活はもっとポジティブな情報で溢れていいし、いくつになっても夫婦は手を繋いで歩いて欲しいです。

BAR BOSSA
おおしま:私は最近Twitterで、子どもと夫のポジティブな話しかしてないんです。でも、そういう発言をするようになって、初めて「嬉しいことや楽しいことをそのまま書くのが恥ずかしい」っていう感覚に気づきました。

◆ついオチをつけたり、謙遜してしまう自分に気づく

おおしま:私は今、夫ともすごく仲が良いし、産後うつとかガルガル期もないし、子どももよく食べよく寝る性格なので、楽しく子育てができています。と、こういう話を書こうと思ったら、心にものすごいブレーキがかかって、その結果オチをつけたり、謙遜(けんそん)気味に書いたりしてしまう自分がいます。これは私の中の“負け組病”だなって思って、絶賛気をつけているところです。