80年代に流行ったファッションDCブランド【イッセイミヤケ】

イッセイミヤケは、コムサ・デ・ギャルソンと同じく、DCブランドの基礎を築いたとされています。三宅一生は1970年に「三宅デザイン事務所」を開設し、そのわずか1年後に、イッセイミヤケの名でアメリカのニューヨークでコレクションを発表しました。

日本人デザイナーの中でも、いち早く海外で活躍し始めたのがイッセイミヤケなのです。

糸一本で作られるオリジナルファッション服は、80年代だけでなく、メンズ・レディースともに、今現在も様々なシーンで着られるほどの人気を誇っています。

いまや日本国内だけでなく、フランスはパリ、アメリカはニューヨークといった、海外の名高いファッションの都でもショップを構えています。

80年代に流行ったファッションDCブランド【タケオキクチ】

タケオキクチは、菊池武夫が自身の名を元に1984年にブランドを立ち上げたことで生まれました。

1964年から銀座でオーダーメイド服を作っており、パリで海外遊学を果たした後、1971年に友人たちとレディースファッションブランド「BIGI」を設立しました。

1978年にはパリでコレクション発表し、日本人初のメンズファッションの店をオープンしました。

1984年にはワールドに移籍し、ここでタケオキクチを発表しました。1999年にはストリートファッションをからめたセカンドライン「TK TAKEOKIKUCHI」を発表。

2016年にはセカンドライン「ティーケー タケオキクチ」をリニューアルし、それまでのブランドロゴとコンセプトを一気に刷新しました。

80年代に流行ったファッションDCブランド【Y’s】

山本耀司は自身の名でファッションブランド「ヨウジヤマモト」を立ち上げた後、1972年に「Y's(ワイズ)」を設立しました。

1981年のパリコレクションでは、黒を全面に押し出したデザインを発表し、「黒の衝撃」と称される一大ブームを巻き起こしました。

ヨウジヤマモトは時代に流されない反骨精神をもっていて、ジェンダーの固定観念を覆すようなデザインを次々に世に送り出し、80年代には押しも押されぬ世界を代表するデザイナーになりました。

2014年にはアクセサリーブランド「ディスコード ヨウジヤマモト」をスタートさせ、さらにブランドセレクト型ショップ「グラウンド ワイ(Ground Y)」をオープンしました。

80年代に流行ったファッションDCブランド【KENZO】

KENZOはデザイナーの高田賢三が設立したファッションブランドで、色鮮やかで斬新なデザインが特徴的です。

彼がアジアやアフリカなどの海外を訪れた時に、日本で感じることのない異国の文化や建物、色彩豊かな草花や花々などに触発されたことが原点となっているそうです。

KENZOファッションは瞬く間に人気を博し、アメリカのニューヨークや東京でコレクションが開催されました。

1999年には一度デザイナーを引退したものの、その後自身の名で「高田賢三」という会社名を設立し、2002年にはブランド「YUME」を発表しました。

2016年には再び第一線に戻り、「品質のよい商品を、幅広い世代に」をコンセプトに、シャクヤクの花をモチーフにした印象的なデザインを手がけました。

80年代ファッションは今も健在!おしゃれに着こなそう!

80年代のファッションの特徴は?コーデやブランドも解説!
(画像=『lovely』より引用)

今80年代ファッションを見つめ直すと、なつかしいような、でも自分スタイルで新しく着こなせるような不思議な気分になってきます。

ひとつ言えるのは、80年代ファッションはただの昔のファッションでなく、今も健在のおしゃれファッションだということ。おしゃれに着こなして、ファッションをとことん楽しみましょう!