ドラマ『インフォーマ-闇を生きる獣たち-』(ABEMA)。11月7日の放送開始までにキャスティングや主題歌などで数々のサプライズを起こしているが、今度は『インフォーマ』と大人気マンガ『ザ・ファブル』のコラボが発表された。『インフォーマ-闇を生きる獣たち-』や映画『ザ・ファブル』の挿入歌を担当した歌手・ケイスケサカモトの最新MV『ルリモハリモ』に、木原(桐谷健太)と三島(佐野玲於)が出演。『ザ・ファブル』の聖地となっているbarを2人が訪れることから新たな物語が動き出す——というものだが、この斬新なコラボを仕掛けたのも、『インフォーマ』の生みの親である作家の沖田臥竜氏。そんな沖田氏が綴る、熱き『インフォーマ』への思い。本当の驚きはこれからだ。
愛されるべき作品づくりへのこだわり
バンコクから始まった『インフォーマ-闇を生きる獣たち-』の撮影は、国内に戻ってからも、東京、千葉、神奈川、茨城、静岡、埼玉、大阪、兵庫県の尼崎まで全国を飛び回って行なわれた。尼崎は私の地元である。どれだけプロデューサーのジョニーに嫌な顔をされても、ロケ地として外すことはできない場所である。
ここだけの話だが、前作シーズン1でも深夜番組では異例の制作費をカンテレから捻出してもらったが、今回はその倍以上の制作費をABEMAに出してもらうことになった。
『ムショぼけ』を放送してくれた朝日放送のプロデューサーチームも、前作シーズン1を放送してくれたカンテレのプロデューサー陣も本当によくしてくれて、いまだにお世話になっているのだが、ABEMAのプロデューサーチームも最高だった。
作品作りに限らず、私は仕事にとって大切なことは人間関係だと思っている。だからこそ、朝日放送のプロデューサーチームもカンテレのプロデューサー陣も『インフォーマ-闇を生きる獣たち-』が放送されると知って、「楽しみにしてますよ!」「頑張ってください!」と言ってくれた。そういう環境で作り上げる作品は必然的に力強い。間違っても、SNSで流行りの嫉妬の末の足の引っ張り合いみたいな「哀れ」はそこには存在しない。