◆たにゃのために、部屋中をピカピカに
――その後、たにゃ君を保護し、一緒に住むことになるわけですが…いまの暮らしを教えてください。
たにゃパパ:たにゃはずっと長い間、不衛生で寒くて、暑くて、うるさくて、ご飯も水もない世界で過ごしてきました。ビルとビルの50cmほどのすき間がたにゃの住処でした。ビルの窓から捨てられたであろうゴミに囲まれて…。
だから、たにゃがうちに来たからには、部屋中をピカピカにしておきたいんです。僕は独り暮らしですが、掃除はめちゃめちゃがんばっていますし、たにゃに必要ないものは置きません。テレビは音や光が苦手みたいなので撤去して、洗濯機も脱水の音を嫌がるのでもっぱらコインランドリーです(笑)。僕よりずっとずっと頑張ってきたので、安心して過ごしてもらいたいですね。
普通にいくとたにゃの方が先に死ぬんでしょうから、必ず、笑ってお空に行ってもらえるようしたいなとは心がけています。野良猫だったけど、最後は楽しかったから、まぁいいかって思ってほしい。