ここで、ライオンが救世主になることになります。みっくんが落ち着くアイテムである「いつものゴーグル」を差し出し、これによって落ち着きを取り戻したみっくんは無事に復活。見事なライブペイントを披露するのでした。
この一連のシーン、やっぱり持っていかれちゃったんですよね。ライオン(動物のほう)の絵を描き進めていくみっくんの一挙手一投足から目が離せなくなっちゃったし、出来上がった絵が映し出されたら「すげえな」って口に出してしまった。当然、美術さんが用意したものに違いないのに、一瞬みっくんが描き上げたと思ってしまった。ライオン(子どものほう)の出現によって、みっくんはヒロトが見たことのない顔をしている。後半にはみっくんが自分とヒロト、それにライオンが並んだ絵を描くシーンがあるんですが、ヒロトは「みっくんが人間を描いたのは初めてだ」と言うんです。たった3話で、みっくんという青年の変化に感動してしまう。ヒロトのこれまでの苦労が垣間見えてしまう。ホントにこのへん丁寧に作ってるし、何度も言うけど板東くんがすごいわ。
そして後半はサスペンスへ。ニュース映像を見てライオンの名前がどうやら「愁人」であること、どうやら姉・愛生(尾野真千子)の子どもであること、そして愁人ことライオンの父親(向井理)の存在を知ったヒロトは、その父親に会うために山梨へ向かいます。ライオンの面倒は市役所の同僚の牧村さん(齋藤飛鳥)が見てくれることに。
山梨でヒロトは、同じようにこの行方不明事件を探っている週刊誌記者(桜井ユキ)と知り合い、行動を共にすることに。高そうなキャバクラで楽しそうにお酒を飲んでいる父親の姿を見て、何も話すことなく帰宅するのでした。
ライオンの面倒を見てくれた牧村さんが実は「X」と裏でつながっていたり、母親と思われる遺体が上がったりして、次回へ。今回も新たに謎を積み重ねつつ、詰め込みましたねえ。