また、トップスをインするとお腹がぽっこりするのがお悩みの方は、服のサイズを上げて、インした後に少し引き出すようにするだけで全然目立たなくなります。太ももが張っている人は、一番張っているところからストンと落ちるようなワイドパンツを選ぶと足のラインが真っ直ぐに見えます。もっとも手っ取り早いのは、長めのベストなどを使って直線のシルエットを補正することです。短めのトップスを着る時は「付け裾(すそ)」を使って縦のラインを出すのもおすすめです。

◆低身長さんの注意ポイント

『いますぐ痩せ見え!! -5kgコーデ』より
『いますぐ痩せ見え!! -5kgコーデ』より
――身長が低い場合、サイズを上げると、「服に着られている」ようなズドンとした印象になってしまうことがあるのですが、どうすればいいのでしょうか。

おかだ:確かに身長が低いと、ワイドパンツは重心が下に落ちるのでズドンとしがちです。私も身長が155cmなので、お尻や太ももに合わせてXLや3Lのボトムスを選ぶと、裾上げをしないと履けません。フレアパンツなどは、フレアの部分を丸ごとカットすることになってしまいます。

低身長の方は、むやみにボトムスのサイズを上げないほうがいいです。まずは、太ももより下の部分がスッキリ見えるボトムスを探して、太ももやお尻は付け裾や長めのトップスで物理的にカバーするといいと思います。

――他にも下半身の痩せ見えのポイントはありますか?

おかだ:肩まわりや、耳、頭、首などに要素を足して、視線を上げると、下半身が目立たなくなります。具体的には、帽子、イヤリングやピアス、またフードの付いた服などです。例えば、フードが後ろに出ていると、お尻のラインがフードよりも内側に入るので気になりにくいんです。帽子や、アクセサリーも同じような効果があります。

――目線を逸らすのも大事なんですね。フード以外では、どんなトップスがおすすめなのでしょうか。

おかだ:シースルーのトップスは素材が軽いので、透け感で太さを曖昧にしてくれます。トップス全体をシアー素材にするのはハードルが高い場合は、胴体や腕の太い部分は透けない服を重ねて、襟元や袖口からシースルー素材を覗かせるといいと思います。シアー素材は、中に入っているお肉を“ベールで覆われた未知の世界”にしてくれるんです(笑)。