体に負担がかかるから

コーヒーとタバコの相性は良いものの、両方を摂取し続けるのは体に負担をかけることに。タバコに含まれているニコチンは、副腎からカテコールアミンと呼ばれる神経伝達物質を分泌させて血管収縮や血圧上昇を引き起こし、脈拍を増加させて心臓に大きな負担をかけます。

一般的にタバコを吸うとコーヒーが飲みたくなる人も多いようですが、コーヒーの飲みすぎはカフェインの摂取過剰を招くことに。カフェインを摂り過ぎると、不眠や吐き気だけでなく、心拍数を増加させるので心臓に負担がかかります。また、コーヒーとタバコには、それぞれ交感神経を優位にさせる作用があります。交感神経が高まった状態が長く続くと体が休まらず、消化機能や内臓機能の低下を招くといった体の不調に繋がります。

口臭がひどくなるから

残念ながら、コーヒーとタバコのコンビはわたしたちの体に負担をかけるだけでなく、口臭をも悪化させるようです。成人の口の中には、およそ300~700種類もの細菌がいて、これらの細菌が口臭の原因のひとつだといわれています。

じつは、コーヒーとタバコで交感神経が優位になると、唾液の水分量が減少し、粘液性の唾液が分泌されます。口の中の水分量が少なくなると、口臭を発生させる菌が口の中で増えるため、口臭がきつくなります。口臭ケアをするのも良いですが、ひどい口臭に対処するためには禁煙が効果的だといえるでしょう。

おいしくコーヒーを飲むために

共に大人の嗜好品であるコーヒーとタバコですが、相性抜群とはいえ、体のことを思うなら一緒に摂取するのは控えたほうが良いでしょう。程度の差こそあれ、コーヒーのカフェインもタバコのニコチンも依存性のある物質なので、いつしか「やめたくても、やめられない」状態になってしまう恐れも。

どんな依存症であれ、一度依存症になってしまったら治療は難しいものです。心身ともにいつまでも健康でいるためにも、そしていつまでもおいしくコーヒーを飲むためにも、禁煙を心掛けてみてはいかがでしょうか。

提供・Cafend

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