少女はいわゆるフリーターだったが、ネイリストを目指して頑張っていたという。しかし、カネのためにグリコの看板下、通称「グリ下」に集まり、パパ活を繰り返していたそうだ。
福井とはSNSで知り合ったという。なぜ、殺されたのか? カネでもめたのか? まだ動機は分かっていないようだ。
さて、競馬界にはルメール、川田将雅という2大ジョッキーがいる。何しろ連帯率が5割。2回に1回は勝つか連帯するというのだから、往時の武豊を彷彿とさせる。
特にG1での2人の強さは群を抜いていて、他のジョッキーは足元にも及ばない。
だがその中で、この2人を追いかけている若手ジョッキーがいる。坂井瑠星(27)がそれだ。
アメリカ最大のレース「ケンタッキーダービー」で騎乗するフォーエバーヤング(3歳・牡馬)をハナ差の3着までもってきて、あわやと思わせた。
坂井はすでにG1を11勝している若手のナンバー1である。
父親も大井競馬場の騎手、叔父も笠松競馬場の騎手だったという競馬一家。何しろ幼稚園の卒業アルバムに「将来は騎手になる」と書いていたそうだから、騎手は天職なんだろう。
デビューして関西最多勝利新人賞に輝くと、2年目には単身オーストラリアに渡り武者修行。
今や一流ジョッキーにのし上がったが、努力の人である。坂井は取材に答えて、
「お金に関しては矢作先生の奥様に管理をお願いしているのですが、口座にいくら入っているか知らないんです。『もっとお金を使いなさい』と言われるんですが、興味が沸かなくて。競馬を取ると本当に何も出来ない人間なんですよ。先生に『プロなんだから取材で面白いことを言え』とよく怒られています」
競馬界の大谷翔平かもしれない。坂井から馬券を買っていれば必ず儲かる。そんな時代がもう来ている。
日本の衆院選はどうやら自民党の負けで決まりのようだが、海の向こうのアメリカの大統領選は、トランプとカマラ・ハリスがしのぎを削り、まだどちらが優勢とも分からない状態が続いている。