ちょうどそのころ、みっくんはライオンとはぐれてバスの中でパニックに。警察のお世話になっているらしく、ヒロトは牧村さんに署まで送ってもらいました。そこでバイバイして家に帰った牧村さんに、白い男が接触してきて……今回は白い男の話はここまでで保留。
一方、警察でみっくんと合流したヒロトは改めてライオン探しに。すると、例のスマホにブランコの写真が送られてきます。そのブランコの色を正確に記憶していたみっくんが場所を割り出し、無事にライオンと再会した兄弟。
「ライオンはプライド(群れのこと)に戻りました」と、みっくん。面倒は見切れなかったけれど、群れの一員として認めていたのですね。
家に帰ると、テレビからは山奥で見つかった女性の衣服から「橘愛生」という女性の血痕が見つかったというニュースが流れています。「橘愛生」という女性は、息子の「橘愁人」と一緒に行方不明になっているのだとか。
試しにライオンを「愁人」と呼んでみると、ライオンは元気よく返事をするのでした。
という、謎だらけのお話。あと、何者かがライオンの大切なぬいぐるみにGPSと盗聴器を仕込んで追跡しているという情報もありましたね。
■欲張るなぁ、もう
前回、このドラマについて「広げた風呂敷がでかい」と書きましたが、第2話でもちょっと欲張りすぎだし焦りすぎ、詰め込みすぎという印象が強いです。
今回、ヒロトがみっくんにライオンを託して単独行動に出るわけですが、どう考えても「みっくんにライオンの面倒が見られるわけないだろ」と思ってしまうんですよね。パニックを起こして2人がはぐれることが目に見えてる。もう少しみっくんとライオンの間での信頼関係を作ってからじゃないと、このヒロトの行動がすごく無責任で無謀なものに見えてしまう。
あと、演出面でも、ソフトクリームの広場でヒロトの背後に迫る女性の足元を映して延々と引っ張るサスペンス演出が入ったりしていましたが、これもCMまたいだりしてしつこかったし、山梨で事件を嗅ぎまわる記者(桜井ユキ)と情報屋のスナックママ(入山法子)のくだりもうるさかった。