4位:グランド・バザール
イスタンブールの旧市街にある、中東最大級の市場といわれるグランドバザール。トルコ語ではカパル・チャルシュ(Kapalı Çarşı)、屋根つきの市場と呼ばれており、雨の日でも濡れることなくショッピングや観光を楽しめるスポットです。
オスマン帝国時代の雰囲気を存分に感じることのできるこのバザールには、4,000以上のお店、60以上の通り、20以上の出入り口となる門があり、まるで迷路のように入り組んだ空間になっています。
活気あふれるバザールでは定番のトルコランプ、ナザールボンジュウなどの雑貨や、絨毯、クッション、香水、貴金属類、スパイス、ナッツなどありとあらゆるものが販売されていて、観光客を楽しませてくれます。
5位:ガラタ橋
ガラタ橋(Galata Bridge)はイスタンブール金角湾(Golden Horn)にかかる橋です。カラキョイ(Karaköy)とエミノニュ(Eminönü)をつないでいます。ガラタ橋には移動できるスペースが2層あり、上の層は車道、下の層はレストラン街になっています。
ガラタ橋で釣りをする人々の姿はもはや風物詩となっており、下の層から見上げると釣り人が垂らす釣竿が見えます。
5位:ボスポラス海峡
ボスポラス海峡とは、トルコのヨーロッパ側とアジア側の間を流れる海峡のこと。連絡船や3つの橋での行き来が可能なほか、2013年には海底トンネルが開通し、鉄道での横断も可能となりました。
また海峡でのクルーズも観光客には定番のアクティビティ。北の黒海から南のマルマラ海までを流れるボスポラス海峡沿いにはイスタンブールの観光名所がずらり並んでおり、クルーズ中は船から優雅に観光することができます。
7位:地下宮殿
日本語では地下宮殿といわれていますが、トルコ語ではYerebatan Sarnıcı(イェレバタン・サルヌジュ)といいます。Yere「池に」batan「沈んだ」Sarnıcı「貯水池」という意味で、実際は周辺地域の水がめとなっていました。
イスタンブールがまだイスタンブールと呼ばれるよりずっと以前、4世紀から6世紀ごろに造られたとされる貯水池で、オスマン帝国時代にはトプカプ宮殿のスルタンたちの喉を潤したといいます。内部は薄暗く少しひんやりとしていて、コリント様式の柱とアーチが続く様子はまるで宮殿のような造りそのものです。何世紀も前の東ローマ帝国時代の宮殿にタイムスリップしたかのような気分を味わえる、静かで神秘的な空間です。