8. 嵐山

京都市西部に位置する嵐山は、平安時代は貴族の別荘地として栄えた歴史があり、現在もその風光明媚な景色を楽しめる京都を代表する景勝地です。

言わずと知れた紅葉名所でもあり、一帯には紅葉スポットが複数ありますが、シンボルともなっている渡月橋と紅葉に染まる嵐山、穏やかに流れる桂川という組み合わせは、特に見どころとなっています。

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渡月橋の周辺には食べ歩きができるお店が多くあり、コロッケやみたらし団子、豆腐ソフトクリーム、生麩田楽など、京都らしいグルメも楽しめます。川沿いを散策しながら食べ歩きをしたり、秋ならではの色とりどりに染まった山の情景をゆっくり眺めてみてくださいね。

9. 時代祭

毎年10月22日(雨天順延)に行われる、平安神宮の大祭「時代祭」。葵祭、祇園祭と並んで「京都三大祭」の一つです。平安時代から幕末まで、約1000年にもおよぶ歴史の「時代絵巻」を総勢2,000人あまりの市民が協力して表現するイベントで、各時代の装束を着た人々が京都市中心部を練り歩く姿は圧巻です。

桂小五郎、西郷隆盛、織田信長といった、歴史の教科書に登場するような人物に扮した人々や、馬や牛車に乗った参列者など、見応えある時代絵巻の行列は約2時間に渡って続きます。秋の風物詩となっているお祭りを、ぜひ現地で楽しんでくださいね。

10. 北野天満宮

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菅原道真をお祀りしており、特に学問の神様として信仰を集める北野天満宮。境内には約300本のもみじが植えられた「史跡 御土居のもみじ苑」があり、紅葉の時期のみ一般公開されるので、秋の京都旅行ではぜひ立ち寄りたいスポットです。

例年、もみじ苑はもみじが色づき始める10月後半から公開が始まり、11月中旬ごろからはライトアップと夜間特別拝観が行われます。敷地が広大で、かつ入園料もかかるため、比較的混雑を気にせずにゆっくりと紅葉を眺められる穴場です。

11. 銀閣寺

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正式名称は慈照寺(じしょうじ)。もともとは室町幕府八代将軍、足利義政の山荘・東山殿として建てられた建物で、美意識の高かった義政が、生涯をかけて力を尽くし、簡素枯淡(かんそこたん)の美を追及し今の姿に造り上げました。

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銀閣の前に広がる錦鏡池(きんきょうち) を中心とした池泉回遊式庭園は、特別史跡、特別名勝に指定されている景勝地で、秋になるとしっとりとした紅葉も楽しめます。

また、例年10月〜12月初旬には「秋の特別拝観」も開催。本堂の御本尊をはじめ、国宝・東求堂(とうぐどう)などを、特別ガイドとともに巡ることができますので、秋に観光に行く方にはおすすめですよ。