NHKは被害者への補償などが進んでいる点も一定の評価をしているようで、「今後は紅白などを見据え、順次事務所にオファーをかけるとみられる」とも報じていた。

 一方、同じく15日午前3時配信の「スポーツニッポン」のウェブサイト「スポニチアネックス」の記事「NHK 旧ジャニ・タレント出演解禁へ 昨年9月新規起用停止から1年 性被害者の補償に終わり見え進展」では、音楽関係者が「起用再開=紅白出場とはならない」と指摘している。

 昨年は、旧ジャニーズ時代から東京ドームで行われていた恒例の『カウントダウンコンサート』(以下、『カウコン』)の開催がなく、Snow Man、King&Princeら各グループがYouTubeなどで生配信を実施しファンから好評だったこともあり、同関係者は「ファンと過ごす選択もありうるだろう」と語っている。

Snow Man、『紅白』出場有力視報道もファンは「今さら……」と憤慨

 なお、今年の『紅白』をめぐって、業界内で出場が期待されているのは、CDのミリオン(100万枚)ヒットを連発してきたSnow Manだ。10月1日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は「旧ジャニとNHKが“雪解け”でSnow Man紅白出場へ」として、今回はSnow Manが有力視されていると伝えていた。

「22年の『紅白』には、SUPER EIGHT(当時は関ジャニ∞)、KinKi Kids、King&Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子の計6組が参加。昨年は出場ゼロとなりましたが、今年に関して『週刊女性』はSnow Manのほかに『さらにもう1グループも出場する可能性があるようです』と報じていました」(男性アイドルに詳しい記者)

 しかし、15日の「日刊スポーツ」「スポーツニッポン」の記事を受けて、STARTOファンの間では否定的な意見が相次いでいる。

 スポーツ紙の報道などによると、昨年の『紅白』の視聴率は第1部(午後7時20分~8時55分)が29.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、前回より2.2%ダウン。第2部(午後9時~11時45分)も31.9%で、21年の34.3%を下回り、2部制になった1989年以降、歴代最低を更新した。