急ぎで切手が必要になったけど、郵便局が閉まっている…そんな時コンビニでも切手は買えます。全国で5万店舗を越えるコンビニで切手が買えれば、2万局ほどの郵便局よりはるかに便利ですね。ここでは、コンビニでの切手の種類や購入方法について紹介していきます。
コンビニで買える切手の種類は?
急ぎで出したい郵便物があるときに切手は郵便局で販売されていますが、封筒は売っていません。しかし、ファミマやローソンといったコンビニに行けば封筒も切手も手に入ります。暮らしに身近なコンビニは切手需要にも答えています。
問題は何種類ぐらいの切手が販売されているかです。封筒に入れても必要な切手が購入できなくては意味がありません。また、買い方や値段も気になりますね。
また、郵便局は17時で閉まりますが、コンビニは24時間営業の店舗もあります。郵便局が閉まっていてもコンビニなら切手が買えます。
それでは、暮らしに身近な切手とコンビニの物語を始めましょう!
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切手のはじまり【種類】
昔の暮らしでは郵便物を受け取った側が重さによって払う仕組みでした。さらに発送地から到着地までの距離が遠くなればなるほど、値段も高かったのです。ファミマのようなコンビニもない時代です。それが普通でした。
郵便物を出す方はお金を払わずに受け取る側が払う分けですから、郵便でのやり取りは暮らしの中であまり頻繁に行われていませんでした。
ローランド・ヒルと切手
サウスオーストラリア州の事務員となったローランド・ヒルは、特に資産家というわけでもなく、人脈があったわけでもありませんでした。暮らしも平凡なものでした。
しかし、彼の頭の中には一つのアイディアがあったのです。それは切手に関するものでした。
今まで、受け取る側が払っていた郵便料金を出す側が払うようにしたのです。そして、値段を一律にし、距離に関係なく同じ値段で郵便物を出すというアイディアです。
彼はこのアイディアをイギリス政府に持ちかけて、”切手”というアイディアを1840年に実現させました。
こうすることで、距離を気にせず郵便物を送れるようになり、郵便物の往来は以前よりずっと活発になりました。こうして暮らしの中から誕生した切手が”ペニー・ブラック”です。
暮らしを豊かにした切手制度【種類】
現在では暮しに密着した切手制度ですが、ローランド・ヒルのアイディアがなければ、これほど世界に普及しませんでした。切手制度によって暮らしの中で手紙を書く機会が増え、読み書きを学ぶ人が増えました。
読み書きのできる人が増えれば、生活水準も向上します。ローランド・ヒルのアイディアで生まれたペニー・ブラックはイギリスだけでなく、10年ほどで世界に広がりました。
まさに一人のアイディアが世界の郵便制度と暮らしを変えた瞬間でした。それは、現代のインターネットと同じくらい画期的なアイディアだったのです。
前島密と日本の郵便制度
日本には1871年に郵便制度が始まりました。日本の暮らしに郵便切手が導入されたのは、ペニー・ブラックの誕生から遅れること30年余りです。
日本で郵便切手の導入を提案したのは前島密です。現在の1円切手の肖像にもなっているので、機会があったら見てみるといいでしょう。
1868年の明治維新により、日本ではヨーロッパの制度が法律や政治、行政に導入されました。鎖国を行っていた日本の暮らしは、世界の潮流から大きく取り残されていたのです。
マシュー・ペリーが日本に開港を迫ったのも日本近海で捕鯨をするための燃料補給と船員の休息が目的でした。当時、クジラの油(鯨油)はロウソクの火の燃料として使われていました。しかし、臭いが強かったため、次第に石油へとシフトしていきます。
さて、現代に話しを戻すとアメリカ合衆国で始まったコンビニ。日本のセブンイレブンは経営がよく本国アメリカのセブンイレブンより売上が向上していました。
理由はアルバイトにも商品の仕入れ数を予測させて、仕事に対する責任を持たせたのです。この日本方式は成功し、アメリカに逆輸入されました。
アメリカのセブンイレブンの幹部は「アルバイトに商品の仕入れを担当させるなんて」と懐疑的でしたが、実際にやらせてみるとアルバイトの高校生の仕事に対するモチベーションが上がり、店舗の売上もアップしたのです。