「もしかして太眉はトレンドなの!?」「でもちょっと違和感が…」といまネット上で話題を呼んでいるのが、2冊の女性誌を飾ったメイクです。

ひとつは『美ST』(光文社)11月号の表紙。極太で垂れた眉に、ネット上では「平野ノラのバブルメイク?」なんて声もありましたが、上戸彩ですよね。

美st11月号
話題になった『美st』11月号表紙
もうひとつは、戸田恵梨香が9月29日のInstagramにアップした中国のファッション誌『F風尚誌』(風尚誌雑誌社)9月号。こちらも眉太めのモード系。ふだんはナチュラル風味の2人が激変しています。

美容・ファッション誌が一歩先をゆくメイクにするのは当然ですが、トレンドは“主張する眉”なのか? 一般人の私たちがマネするのはアリなのか?そのあたりを、『骨格補正メイク』の著書があるメイク講師・池田曜央子(ようこ)さんに解説してもらいました(以下、池田さんの寄稿)。

◆一般的なトレンドは「眉の存在感を抑える」

一般的な最近のトレンド眉とは、従来のストレートな太眉から「やや細めでややアーチ、色は淡め」へと少しづつ移行してきているように感じます。コンシーラーのような色味の眉マスカラも流行っていて、全体的として眉の存在感を淡く薄める方向に向かっています。

ただ雑誌とは時代の先端に立ってトレンドを作っていく立場ですし、また通常の秋冬メイクとは、こっくり深い色が増える秋冬ファッションに合わせて、メイクのトーンを抑える(濃い目の色にする)のもいたって一般的なことではあります。

そこにきて今回の眉についてのザワつき。上戸彩さんのメイクに対して、ネットを見ると「①濃すぎる・②太すぎる・③垂れ眉」という意見が散見されました。ということで、①から順番に確認していこうと思います。

美st11月号2
『美ST』11月号、上戸彩が表紙の別バージョン。違和感ないですね
①濃すぎる?→秋冬はダークめの色でもいいけれど