役者陣が登場人物の性格や言動を汲み取ったうえで、視聴者の記憶に居座り続けられるほどのインパクトある演技を見せていたからこそ、画像とセリフを見ただけでもパッとその光景を思い浮かべることができ、ついつい笑えてしまうのだろう。
◆ネタ投稿に誘われて、一気見する人がゴロゴロ出る
こうした“地面師構文”はハリソンや後藤が主であったが、最近では竹下やオロチ(アントニー)が起用されるケースも目立つ。いずれも例によって脳内再生余裕なため、人気を博す可能性は高い。
つまりはネタ投稿に誘われて『地面師たち』を観た結果、役者陣の演技はもちろん、目が離せないストーリー展開に圧倒され、一気見する人が今後も増加していくことを予感させる。少なくとも年内は『地面師たち』はトップ10に残り続けるのではないか。
<文/望月悠木>
【望月悠木】
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki