恋愛すると頭がおかしくなる感覚の原因は?
恋愛をすると頭がおかしくなるのは、おかしなことではありません。不安を感じる方は、恋愛が及ぼす影響を科学的・心理学的な観点からその原因を探ってみましょう。誰にでも起こり得ることだと理解できるはずですよ。
脳内物質やホルモン
人は恋をすると、アドレナリンやドーパミン、セロトニンといった脳内物質が分泌されます。興奮したり幸福感に満たされたりと良い影響もありますが、緊張したり欲望を抑えられなくなったりと良くない影響もあります。
恋愛は喜びもストレスももたらすものなので、自分らしくない行動をとってしまうことや自分が自分でない感覚に陥ることがあるのです。
過去の経験やトラウマ
過去の恋愛で辛い経験をした場合、それがトラウマになり恋愛で自分らしくない行動に出てしまうことがあります。
恋愛で頭がおかしくなるタイプの人は、浮気をされたのも既婚を隠されていたのも「自分が悪かったからだ」と考えがちです。次は失敗したくないという思いから、相手に尽くしすぎたり束縛したりしてしまうのです。
思い込みや嫉妬
恋愛で頭がおかしくなるのは、思い込みや嫉妬のせいかもしれません。自尊心が低くネガティブな人は、自分には魅力がない、価値がないと思い込みがちです。「もっと尽くさないと」「相手にふさわしい人にならないと」と焦り、結果的に恋人に依存してしまう人は多いのです。
恋人の周りにいる異性が気になって、嫉妬から束縛することもあるでしょう。
こんな出来事があれば恋愛にのめり込んでいるかも
自分が恋愛依存症かどうかわからない人、恋愛をしてから「変わったね」と言われたことがある人は、一度自分の行動を振り返ってみましょう。以下の項目にあてはまるものがあれば、恋愛にのめり込んでいる可能性があります。
学校の成績や仕事の業績が下がる
恋愛をしてから成績が落ちた、あるいは仕事で成果を出せなくなった人は、恋愛にのめり込みすぎている可能性があります。自分では恋愛に夢中になりすぎているという実感がなくても、実際は勉強や仕事に身が入らなくなっているのでしょう。
気がついたら恋人を目で追っている、あるいは次のデートのことを考えてぼんやりしているのかもしれませんね。
相手の少し悪い習慣がうつっている
恋愛をすると、相手の癖や習慣がうつることがあります。寝具の上で食事をする、睡眠時間を削ってゲームをするなど、良くないとわかっている習慣までがうつってしまうのは、あなたが恋愛にのめり込んでいる証拠かもしれません。
最初は直してほしいと思っていたのに、いつの間にか自分も同じことをやっていたという人は、恋愛に依存している可能性があります。
相手の趣味が自分の趣味になっている
恋愛をすると、もともとどちらかの趣味だったものが共通の趣味に変わることがあります。趣味を一緒に楽しめるようになるのは良いことですが、ファッションやヘアスタイルの趣味まで合わせるようになるのは、恋愛にのめり込みすぎていると言えます。
自分がもともと好きだったものをすべて処分してまで恋人の趣味に染まっている人は、要注意です。
相手の悪いところも愛おしく感じる
いつも遅刻をする、部屋を片付けられないなど、相手の悪いところもかわいく見えたり愛おしく感じたりするのは、恋愛にのめり込みすぎている証拠です。
本来は直さなければいけないのに嫌われたくないから注意できない、あるいは自分が代わりにやってあげることで必要とされたいというのは、相手のためにならないことで、良くない傾向と言えます。