管理栄養士のMEGUです。今回はよくコンビニでも見かける「野菜ジュース」について。(初公開日は2019年10月22日 記事は取材時の状況)
野菜ジュースは、コンビニやスーパーでも簡単に手に入れることができる便利な飲み物です。野菜ジュースを飲んだから野菜を食べなくて良いかと言えば、それは違うと思いますが、忙しいときに全く野菜をとらないよりは良いですし、実際に食事指導でも「野菜が苦手だけどジュースなら頑張れる」という方には、おススメすることもあります。
◆コンビニの野菜ジュースは栄養的にどうなのか
野菜ジュースには、トマトや人参、ほうれん草、ブロッコリなどの野菜が一応含まれているので、「パスタだけだから、野菜ジュース追加しておこう」とバランスのためにプラスして活用するのは賛成です。
理由は、バランスだけを考えて、おにぎりも、お肉も、野菜もと思って選ぶとコストがかかってしまうから。また、野菜ジュースは飲むだけで、一応野菜を摂取できる手軽さも良いですよね。
栄養価に関しては、例えばカゴメの「野菜一日これ一本」の場合1本あたり63kcalで食物繊維が1~2.8g、ビタミンAが370~1400μg、ビタミンKμgなどビタミンやミネラルをプラスすることが出来ます。
ですので、例えば「今回の食事は緑黄色野菜が少ないから、緑黄色野菜の栄養素をプラスしてバランスをとりたい」、「食物繊維が少ないから飲み物でプラスしたい」という活用方法は良いと思います。
◆飲むならどの野菜ジュースが良いのか
コンビニにあふれる「野菜ジュース」を飲むなら、「基本、味の好きなもの」で良いと思います。その理由は、まず「野菜をとってバランスを整えよう」と栄養バランスを整える1つのきっかけになっているから。次に、「苦手な味を我慢して、無理して飲んでも続かない」からです。
私は栄養士ですが栄養第一よりも「美味しさ第一」で良いと思っています。いくら健康の為でも、好きでないものを我慢してとり続けるストレスの方が影響がありそうですしね。