7.田舎者と都会人のコンプレックス
田舎者は、心理的にダサく見られたくないというコンプレックスを持っています。コンプレックスは、ファッションや言葉にも反映されています。
都会の人は、いつもきらびやかなファッションで街を闊歩し、標準語を話していると思っているので、自分もそれに近づこうとします。典型的な田舎者あるあるです。
それがファッションで裏目に出るのです。洋服を買いに行くときやショッピングモールへ買い物にいく時にファッションに気を使うのは田舎者です。ダサく見られたくないというコンプレックスがファッションに表れて、浮いた感じになるのです。
訛りがあるとバカにされると思って、必死で標準語を話そうとします。しかし、どこかしらで訛りが出ます。都会人からすれば、あまり訛りは気にしないでしょう。違和感はありますが、訛りはその人が育ってきた土地を代表するものであり、個性であるのですから、コンプレックスとは思いません。田舎には田舎のいいところがあるのです。
- 都会人は蛇が怖い
都会人は都会で生まれて、都会で育っているので、野山を駆け巡ったり、夏休みに田舎の祖母や祖父の家に行く経験が全くありません。祖父母の家も都会です。都会人あるあるとも言えるでしょう。
本当の自然を体験するには、自らキャンプや登山をするしかないのです。しかし、都会育ちですから、「熊に注意」という標識で動揺します。まさに自然に対するコンプレックスです。
しかし、熊は冬眠の準備をする秋を除けば、あまり山道では見かけません。熊も人を恐れているのです。大概は熊鈴で防止できます。
蛇は夏ぐらいしか見かけません。「マムシ注意」という看板があっても、冬であれば、まず出てこないでしょう。マムシ注意に驚くのは都会人です。
都会人は自然とともに生きていないので、観光目的で田舎へ行ったときに、かなり痛い目を見るのです。こうした知識は教科書に載っているわけではなく、生活している上で自然と身についたり、親や親戚に教わったりするものです。
都会人も同じように自然に対するコンプレックスを持っているのが特徴です。
8.田舎者あるある
初めて東京に出てきた人の田舎者あるあるです。
東京で電車が来たので慌てて乗ろうとしたら、扉が閉まって、乗れませんでした。少なくともあと「1時間」は待たないと次の列車は来ないと思い、落胆していました。
すると、10分もしないうちに次の列車がホームに滑り込んできたのです。驚いて、後で時刻表を見たら、通勤時間帯は2,3分単位で列車のダイヤが組まれていて唖然としたそうです。
こうした目まぐるしい電車のダイヤにも田舎者はコンプレックスを感じるものです。
- 田舎者は高層ビルが怖い
子どもの田舎者あるあるです。
両親に連れられて、子どもが高層ビルを眺めていました。あまりの高さに、しばらく高層ビルを見上げて立ち止まっていたそうです。
また、別の田舎者は高層ビルが予想よりはるかに高かったので、自分の方へ倒れてくるのではないかと恐怖を感じました。
高層ビルの真ん中で立ち止まっている人がいたら、きっと田舎者でしょう。