5.都会人が田舎にギャップを感じる瞬間
田舎者がいるから都会人が生まれます。
ファッションやコンプレックス、性格の違いで田舎者が生まれるのではありません。
出身は田舎かもしれませんが、都会に住んでいる人もいます。また、都会で生まれて、都会で育った人もいるかもしれません。
初めて都会に出てきた人は、街を歩いている全ての人が都会で生まれて、都会で育ったと思いがちですが、それは違います。
都会の暮しに慣れたというだけです。
では、都会で生まれて、都会で育った人の特徴にはどんなものがあるのでしょうか。
- 田舎はチャンネルが違う
都会人が田舎と感じるのは、テレビではないでしょうか。
都会の人は、田舎者も同じテレビを見ていると思っています。しかし、田舎の方がチャンネル数が少なかったり、都会と放送時間が違うことを知りません。
日本全国、同じ番組が同じ時間帯に放映されていると思っています。それに気づくのは、田舎の観光地に旅行したときです。
テレビをつけるといつもと違うアナウンサーが出てきて、ニュースを読みます。ニュースは、その観光地周辺のことばかりです。
また、天気予報も違います。
いつものようにお気に入りのチャンネルをつけると違う放送局が流れます。
こうして、都会人は田舎との違いを実感するのです。
さらに、車で道に迷うものなら、一大事です。地元の人に話を聞いても方言ばかり、まったく聞き取れません。同じ日本とは思えないほど違っています。話す相手が高齢者であればあるほど、その傾向は強く表れます。日本なのに異国に来た外国人のような感覚に陥って、コンプレックスを感じる人もいます。
6.田舎者と都会人のファッションセンス
田舎者の性格上、ファッションには敏感です。近くには、大きな商業施設が一つあるだけなので、そこで洋服を買えばすぐに分かってしまいます。田舎者の抱くファッション・コンプレックスとも言えるでしょう。
ファッションに少しこだわりのある人であれば、ネット通販を利用するのが特徴です。そうすると同級生と同じ服になる可能性は少なくなります。
特に中学生や高校生などは、ファッションに気を使います。
- 田舎者の方がおしゃれ!?
都会人は、あらゆるところにショップが並んでいるので、他の人と着ている服が同じなるとは夢にも思いません。豊富な品揃えの中から、自分好みのデザインや体型にあったサイズを選びます。
また、ファッション雑誌もそれほど読まないのが特徴です。どうせ店に行くのだから、店の人に流行や自分に合った洋服を選んでもらったり、自分の好きなファッションを選びます。
特にファッション雑誌で見たから、というような固定観念はあまり抱いていません。かなりラフで自由に選びます。洋服を買いにいくからとオシャレをしていくこともあまりありません。
もし、変に着飾っているお客さんがいたら、おそらく田舎者と思うでしょう。
都会人がファッションに気を使うのは、デートのときやパーティーなど特定のシーンだけです。洋服を買いに行くのに、特にオシャレをしていくという感覚はありません。