さて、第3回が終わったところで世論は「中身がない」の大合唱のようです、今期のNHK連続テレビ小説『おむすび』。主人公の結ちゃんこと米田結(橋本環奈)が今のところ、「書道部に誘われたけど、気が進まない」「ギャルサーに誘われたけど、気が進まない」と「気が進まない」ことについてのお気持ちを表明するばかりで、あとはイケメンのパイセンに流し目されてポヤーンとするくらいですから、まあ気長にやっていきましょう。
振り返ります。
■「真剣にギャルやってる」
天神で開かれていた書道の展覧会が全然おもしろくないので、部員の面々たちから早々に離脱した結ちゃん。たまたまそこにいたルーリー(みりちゃむ)たちハギャレンに捕獲され、連れ込まれたゲーセンで再び「総代になってよ」と熱烈勧誘を受けています。
すると、結ちゃんが不良に拉致されて恐喝されていると勘違いしたおじさんの通報によって警察官が到着。おじさんはギャルたちに「社会のクズ」と言い放つなど興奮気味ですが、ギャルたちは取り乱す様子はありません。
こうした偏見にさらされることには慣れているのでしょう。うんざりした顔で結ちゃんを解放すると、その場を去っていきます。ハギャレンメンバーの1人で、お菓子ばっかり食べてるスズリン(岡本夏美)はどこか体調が悪そうで、結ちゃんもちょっと心配な様子。
展覧会もおもしろくなかったし、やっぱり書道部に入るのはやめようと思っていた結ちゃんでしたが、翌日、またしてもイケメン風見先輩(松本怜生)に流し目を食らってしまい、ポヤーン。ニッコニコで帰路につきます。
すると、またしてもハギャレンの4人組が登場。しかも今回は、黒髪ギャルのタマッチ(谷藤海咲)がどうやら結ちゃんにキレているようです。
「うち、あんたの言ったことが許せんのやけど。言ったよねえ、しょうもないって。うちら真剣にギャルやってんのやけど」
そう結ちゃんに迫るタマッチの表情は、まさしく真剣です。