「すき家」のフレンチドレッシングはかなり酸味が強いものでしたが、その強烈な個性によって、まぐろたたきとアボカドの相性の悪さをかき消し、魚介系のサラダライスを食べているような気分にさせてくれるのです。元の味を上から塗りつぶすような強引な味変ではありますが、同メニューを頼んだ人は、ぜひ一度試してみてください。

 なお、「オクラまぐたく丼」についても同じように“味変”をチャレンジしてみましたが、こちらはやはりわさび醤油との相性が良すぎるため、ほかの調味料は必要ないというのが正直な感想でした。

【すき家】「オクラまぐたく丼」のほうがおいしい

 今回のメニューに関しては「アボカドまぐたく丼」より「オクラまぐたく丼」のほうがハイクオリティな味わいという結果となった“フリスビー丼”の新メニュー。とはいえ、あくまでの筆者の好みの問題であるのも確かですので、興味を持った方はぜひ両方試し、お好みの味をみつけてください。

 なお、筆者個人の意見をさらに述べるならは、「今回のやつも正統派でおいしいけど、もっと“魔改造”された『まぐろたたき丼』も見てみたい!」という思いを抱いてしまった部分は否めません。

 「すき家」と言えば、かつて「ホワイトシチュー牛丼」や「焼きそば牛丼」など、あまりにも奇抜過ぎる商品を世に送り出し、賛否を集めてきたことでも知られているチェーンです。

 「まぐろたたき丼」は具が生ものゆえにトッピングの方向性が限られるという部分はあると思いますが、今後我々に「その発想はなかった」と思わせるような異次元の“フリスビー丼”を登場させてくれることを、勝手ながら期待させていただきます!