◆先生がいきなり激怒!ショックで呆然自失
私は当時、腰痛や肩こりがひどくて整体に通っていました。そちらの整体が気持ちよかったので、がんの治療をしながらでもときどき通ってよいか聞きたいと思っていました。抗がん剤では免疫力も落ちるとのことだったし、整体と併用できたらよいなと思ったのです。
そこで先生に「手術をはじめ治療はもちろんこちらでお願いするつもりですが、治療中に整体など、別の施術を受けても問題ないですか?」と聞きました。もう少し言い方は違ったかもしれませんが、とにかくその質問で先生の顔色が変わりました。
ぶっきらぼうで口数が少ない先生が、急にスイッチが入ったように大声でまくしたてました。
「他で治療を受けたいなら、そっちに行けばいいじゃないか! なんのデータもないくせに、そうやって〇〇の病院(名前は忘れました)に行って、治らない治療を受けて、手遅れになって帰ってきても知らないですからね!!」
と吐き捨てるように言われたのです。
私は地元の小さな整体院に行っていたので〇〇の病院、が何かはわからないのですが、怒鳴られながらも、どうやらトンデモ治療を提唱する病院のことを言っているのかなぁと思っていました。
混乱しながらも、先生がわたしの質問をわたしの意図と違う受け止め方をされて、わたしが非科学的療法を受けようとしていると勘違いされたのだろうなというのだけは理解できました。