仕事ができる適当な人
ここまで述べた適当な人の印象はマイナスの印象のものばかりでした。
しかし、これらのマイナスの印象があるにも関わらず、中には仕事がすごくできたり、人望が厚かったりする人もいます。
仕事ができる人にはどのような特徴があるのでしょうか?
仕事ができる適当な人の特徴 (1)要領が良い
仕事ができる人で適当な人の最大の特徴です。今の世の中には、昔と比べると人生に無駄なものが増えました。そのため、生きることに肩身の狭い思いをしている人も増えています。しかし、適当な人は余分な気遣いや、必要のない感覚を自らそぎ落としています。そして、重要な点だけは必ずそぎ落としません。むしろ、重要な点にのみ時間や労力を使います。
適当な人は、人生や生きることに対して何も考えていないように思われていますが、実は余計なことは深く考えない方が効率良いという心理が働いているのです。
仕事ができる適当な人の特徴 (2)力を使いすぎない
何事にも全力で取り組む人がいます。立派で素晴らしいことですが、ときに全力を出すことでストレスやプレッシャーに押しつぶされてしまうこともあります。中には、全力で頑張り続け過ぎた結果、心理的に追いつめられて人生に疲れてしまい、生きることが辛く思ってしまう人もいます。
適当な人の中には、このように人生に疲れてしまったり、生きることが辛くなってしまったりなど、心理的に追いつめられたりしないように、何でも全力で取り組まず、普段は半分の力しか使わない人もいます。適当な人は、仕事や人間関係など、何事も全力で向き合うから疲れてしまうことを知っています。
人生に疲れた、生きることが辛いと思うような状況に追い込まれると、他のことが何もできなくなってしまいます。それは適当な人からすると、非常に要領の悪いことです。
普段は半分の力しか使わないので、周囲の人からすると手を抜いていると思われてしまうかもしれません。しかし、適当な人は全力を出すべきときに、いつでも全力が出せるのことを重要視しているのです。
仕事ができる適当な人の特徴 (3)気が長い
上記で述べた通り、適当な人は普段は半分ほどの力しか使いません。これは力の使いどころを理解しているからです。しかし、この方法を理解できない人は多いです。常に全力で頑張ることが正しいと思い込んでいる人が多いからです。そのため、適当な人は周囲からの印象はあまりよくありません。
普通の人の心理であれば、周囲から良くない印象を持たれているれば、気にしてしまいます。人間関係や仕事環境などを気にするようになれば、改善のために頑張り過ぎてしまい、また心理的に追いつめられて、人生に疲れてしまい、生きることが辛く思ってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
しかし、適当な人はこれらの印象を気にしません。他人のからの印象も生きることにおいて無駄なものと思っているからです。また、人生は長いので、これから先に全力を出したときにでも印象が改善されるだろうと、気長に全力を出せる機会を伺っているのです。