2021年に落選してからは行方知れず。千葉県浦安市内の家賃7万円の賃貸マンションで暮らしていたようだ。

 維新は身体検査が甘いという評判があるが、この椎木もその一人なのだろう。

 さて、斎藤元彦兵庫県知事は進退窮まった。

「県議会(定数86)は9月定例会開会日の19日、全議員が斎藤氏に対する不信任決議案を共同提出し、全会一致で可決された。斎藤氏は今後、29日までに議会を解散するか、辞職・失職するかの選択を迫られる。知事への不信任が決議されたのは5例目。議会解散に踏み切れば、都道府県議会では初めての事態となる」(朝日新聞Digital9月20日 5時00分)

 だが、斎藤知事は、「記者団の取材に『重い判断になるのでしっかり考えさせていただきたい』と今後の対応を明らかにしなかった」(同)

 もはや斎藤知事の側につく人間は県庁の中にも推薦してくれた維新の中にもいない。孤立無援だが、唯一の援軍は彼の妻だという。

 どんな女性なのか? 文春によれば、「三井物産勤務後に新日本空調の社長を務めた人物のお嬢さん。父が商社員時代、パリに駐在していた頃に生まれた帰国子女です」(ある県庁関係者)

 彼女は慶応大学時代にはラクロス部に所属していた文武両道の才女。卒業後は三菱UFJ銀行に勤め、2008年に退社しているそうだ。

 その頃斎藤は、総務官僚として新潟県佐渡市に出向していたという。

 件の県庁関係者にいわせると、

「側近が去って以降、斎藤氏が相談できるのは弁護士と奥さんだけになった。奥さんは『非を認めることになるから、辞めてはだめ』と、斎藤氏の辞任を引き留めています」

 だが、奥さんにいわれたからといって、辞任を思いとどまる人間とは、斎藤知事は見えないが。

 先週も書いたように、彼には罪の意識、自分の側に非があったとは思っていないのだろう。辞職か解散か? 今日明日にも結論が出るが、私は、解散するのではないかと思っているのだが。